44.日常 ページ45
ついに、この日が来てしまった。体育祭。
お揃いのクラスTシャツでみんなのテンションもマックス。うらはら、私のテンションは駄々下がり。そりゃ、みんなとイベントは楽しいよ?運動だって嫌いじゃない。でもね。走ると胸が揺れて痛いのですよ。
花「よー。A。」
『お疲れ様です。』
松「暑いねー。」
『ですね。』
松「ところでA。」
『はい?』
松「今日、なんか胸の大きさが違う気がするんだけど。」
なんて事を言うんだこの人は。てゆーか、なんでわかった。
『今日は走るんで、スポブラで押さえつけてます。てゆーか、そんなに変わらないと思うんですけど。』
松「いやー、毎日見てたら、些細な変化にも気付くわけですよ。」
乳鑑定士か。そんなんないけど。日に日に遠慮がなくなっていくなこの人。いや、この人たち。か。
及「やっほー!Aちゃん!」
『なんで、いつもいつも、私の周りに集まってくるんですか?』
花「そりゃあ、ねぇ。」
岩「あぁ。」
及「うちのかわいいマネージャーにちょっかい出されたら嫌だし?」
はぁ?ちょっかいなんか出された事ないわ。
『むしろ、ちょっかい出して欲しいんですけどね。』
「「「「あ?」」」」
えっ?こわっ!
花「なに?出して欲しい奴でもいるの?」
『いや、私も年頃なんで。彼氏の1人や2人…2人いたらダメだ。とにかく、彼氏というものが欲しいんですよ。』
岩「好きな奴いるのか?」
『好きな人はいないですね。』
松「それ、意味ある?彼氏が欲しいから彼氏を作るっておかしくない?好きな奴がいて、そいつと付き合いたいって思わないと。」
たしかに。
『そーですね。周りの雰囲気に流されるところでした。』
松「無理するな。」
『はい。』
ーーーーー
花「Aは、彼氏作ろうと思えばすぐできるよね。」
松「それな。」
及「Aちゃん、流されやすいから告白されたら、オッケーしちゃいそう。」
花「それな。」
松「まぁ、そーならないよーに、俺らがいるわけで。」
岩「それな。」
ーーーーー
私の日常…セクハラと正論。
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遥香(プロフ) - はい、面白くて何も言えないですね。はい。応援してます! (2020年2月29日 21時) (レス) id: 669894a785 (このIDを非表示/違反報告)
モビー(プロフ) - こーこさん» 初めまして。コメントありがとうございます。私のくだらない妄想、拙い文章ですが、楽しんで頂けてるみたいで嬉しいです。コメントとても励みになります。 (2020年1月12日 23時) (レス) id: 227a043625 (このIDを非表示/違反報告)
こーこ(プロフ) - 最後の私の日常のところ、毎回どんなのがくるのか楽しみにして読んでます!なんか主人公の自己紹介?みたいで…。あと、詐欺のところ私自身全然気づかなくて爆笑しました!とりまめちゃくちゃ面白かったです!これからも頑張ってください!! (2020年1月12日 20時) (レス) id: b13e5395fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:モビー | 作成日時:2019年12月19日 22時