日常【松川】【ハイキュー】

27.日常 ページ28

一度、家に帰り、私服に着替えてから一緒に松川家へ向かう。途中で手土産にプリンかった。
なんて挨拶しよう。初めて会うのに、それがシャワー借りるとか、かなりダメダメすぎる。

松「なに難しい顔してるの？」

『いや、あの、一静のご両親に会うのに緊張してきました。』

松「あー、うちの親フレンドリーだし、気にしなくて大丈夫だよ。たぶん。」

『たぶん？』

松「彼女連れてった事なんて、今までないから実際はどーかはわからない。」

まさかだ。一静は彼女を連れ込んでそうなイメージだったのに、私が初めてなのか。…なんとなく嬉しい。

松「メッセ送ったときも、むしろ連れてこいってきてたし。」

『粗相がないように気をつけますね！』

松「Aはそのまんまで大丈夫だよ。」

なんて、言ってくれるけど、好きな人の家族に嫌われたくはない。気をつけよう。

松「ついた。ここだよ。ただいまー。連れてきたよ。」

松母「おかえりー。」

『こんばんは。山田 Aといいます。図々しいお願いをしてしまってすみません。』

松母「いらっしゃい。気にしないで。どーせ、一静が言い出したんでしょ？さ、上がって。」

『お邪魔します。』

リビングに通されて、お茶を出してもらった。一静は着替えに行ってしまった。

『あの、これ、お礼と言ってはなんなんですが…よかったら…』

松母「わざわざ、ありがとう。逆に気を使わせちゃってごめんなさいね。」

『そんな。』

松母「ふふっ。で、Aちゃんは一静のどんなところが好きなの？」

『えっ？』

まさかの質問。

28.日常→←26.日常

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す