日常【松川】【ハイキュー】

2.日常 ページ3

先生から頼まれた部活のプリントを、及川さんに渡す為に3年生の教室へと向かう。
さすがに、3年生棟は緊張する。あ、ここだ。廊下から中を確認すると、いつもの4人組がいた。

『失礼します。』

及「あ、Aちゃん！」

『こんにちは。』

岩「おう。」

『お話中すみません。これ先生から預かってきました。』

及「あー！わざわざありがとう！」

『いえ、ではこれで失礼しますね。』

帰ろうとしたら、腕を掴まれた。

松「Aは俺を無視するのかな？」

『…松川さん、無視してるわけじゃないですよ。ただ、用事が終わったので戻ろうかと。』

松「もうご飯食べたんでしょ？なら、時間までここにいてもいいんじゃない？」

『いや、意味もなく3年生の教室にいるのは…。』

松「意味ならあるよ。俺が一緒にいたいんだけど？」

なんて、座ってるから私よりも少し低い位置から言ってくる松川さん。あー。かわいい。この人は、かっこよくてかわいい。そしてエ○い。
私が断れないのを分かってて、こーゆー言い方をするのはずるい。

花「はいはいはいはい！イチャつき禁止ー！」

及「本当だよ！第一、なんでまっつんなんかと付き合ってんのさ！」

松「それは、Aが俺のこと好きで、俺もAのことが好きだからでしょ。」

なんて、さらっと。いまだに慣れない。
徐々に顔が赤くなってくるのがわかる。

岩「おい。その辺にしとけ。Aの顔がヤバい。」

『顔がヤバいってなんですか。』

松「Aはいつでもかわいーよ。」

掴まれてた腕から手を離し、指を絡めながら言ってくる。サービス過剰か。

『失礼します！』

バッと手を離して教室を出ていく。

花「あーあ。A、怒ったんじゃない？」

松「かもね。でもAは基本的に俺に弱いから。」

及「はいはい。ごちそーさまっ！」

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