ねぇ、好き。(実 況 者)

ゲーム実況25。 ページ27

『…やっぱり辞めたくない』


ヒラ｢うん、やめちゃだめ。｣


『決定事項？え？感動する流れだったよね？』


レト｢おん、やめちゃダメや。｣



『いや、だから辞めないってば』


ヒラ｢Aの視聴者どんだけいると思ってんの

みんな、Aのこと大好きなんだよ。

俺も、レトさんも、キヨも、フジも。みんなみんな。ね。｣




平舘くん……



私、バカだったみたい。



こんなに好かれてると思わなかったからさ。




嬉しい




私と笑ってくれて、私のために泣いてくれる人がいると思わなかったから、





『二人とも、ありがとう



私、メイク直してくる』



ヒラ｢え？｣



レト｢ちょ、どゆこと！？｣




私は急いでメイク室にはいった。





『山田っっ……メイクさんは！？』





山｢あっちの部屋で片付けてるよ、どうした？｣

そう言って山田は隣の部屋を指さした




『ありがとうっ！』




私は隣の部屋を開ける




メイク｢にかんちゃん！？どうしたの？｣




『メイク……して欲しいんです


もっと可愛く別人のように』




スタイリスト｢どうしたの？｣



『ちょうどいい所に！よければ私にガーリーコーデをしてください！』


変わるんだ。


顔バレしないことを突き通す。


無謀だってことはわかってるし


でも


少しの希望にかけたい



今まで協力してくれた平舘くんやレトさんの為にも。




メイク｢にかんちゃんのお願いとなったら断れないですよ笑


さぁ、ここにおかけ下さい。｣



そう言って椅子を引いたメイクさん、



『ありがとうございます…！』



スタイリスト｢ちょっと細かいところは忙しくて見れないけど、とりあえずここに服置いとくんで着替えてね！｣




みんな、私のためにやってくれてるんだ。




『ありがとうございます！』





メイク｢10分くらいで終わらせるんで！｣




10分後




『凄い……！』




メイク｢よかった！急いでる雰囲気だったから。｣




『ほんとにありがとうございます！』



私は手早に服を着て、部屋をあとにした。





『ごめん！レトさんっ、平舘くん！』




レト｢うぉ、めっちゃ可愛くなっとる！


もちろんいつもも可愛いで？｣



『ありがとう…、顔バレしたくないなって思えたのも2人のおかげだよ


私がここまで頑張れることなんてそうそうないし、』



ヒラ｢可愛い……ね。｣




私は目をキラキラさせているレトさんに手を差し出す



レト｢繋いで……ええん？｣



『いいよ。ほら、平舘くんも。』


ヒラ｢ふふっ、ありがとう｣




私は、みんなに助けられてるな

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