KISS＆DIVE

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隆「おい、A」







「……だからもう何、」









隆「一回くらいあやまんねぇの？」









千「隆くんもういいの！」





もういいって何？

私が悪者前提？

私が .. 私が悪いの .. ？



「…すいませんでした。」







隆「そんな謝り方しかできねーのかよ」





好きなだった人から冷たい目で見られるのこんなにも辛い、
胸が苦しい、




千「Aちゃんごめんね、もういっていいよ…」






隆「千晃はいいのかよ！？いいお母さんになれないとか言われて！」








真「ちょっと、人の彼女傷つけんといてくれる？A、いくで。」






さっき別れてもうどこかに行ったと思っていた真司郎が、なぜか私と隆の間にいた




「真…司郎？」






真「誰が別れるっていったんや？」





真司郎が振り向かずに話しかけてくる内容が理解できなかった





「え、だって」







真「俺は今まで隠してきたことを言いたかっただけや。別れる気なんてない」






千「え！？」




.. 千晃さんは、誰が好きなの ..




真「ちあちゃん」





千「な…に？」






真「俺はちあちゃんの幸せを願ってる。どっちを選ぼうと俺は祝福するつもりやで。」







千「どういう…」







隆「………！」









真「またな」









千「真ちゃん！」









隆「……ぁ」









「た…か」









真「Aいくで。」





そう言って、真司郎は私の腕を掴んで歩き出した





「…」







4人全員が、






違う何かを抱えていて。






自分の気持ちにも、驚く事実も気づいた誰かが



真っ先に行動に出してしまうなんて




今の私に考えられなかった






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