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とうとうこの日が来た。
秀太が用意してくれた席はステージ正面。
「めっちゃ見えるし、……もぉ、、あのバカ」
久しぶりの景色。
色とりどりのタオルを持ったファンの人達。
隣にはオレンジカラーの女の子達。
話題は、凛さんと付き合ってるか否か。
やっぱり、そうだよね。
彼の中ではあなた達は別格なんだよ。
と、心の中で思ってしまう。
「お前、何目線だ」
「所詮、お前は元カノだろ」と、つっこむ。
彼女たちの話題に耳を傾けながら
彼らの登場を待った。
キャーーーーーーーーーーーーー！！！！
大歓声が湧き
眩しい光の中
現れたメンバーたち。
さらに湧くドーム。
相変わらず凄いね。
凄いよ。
隆弘。
あなたはホントに遠い存在になった。
どんどん素敵な男性になってく。
私はやっぱりこの距離であなたを見てるのが
丁度いい。
近くなるメンバー達。
日高さんは指を指して合図してくれ、
秀太は私に舌を出す。
特別感満載☺️
そして愛しい人が近づいてくる。
彼の名前が飛び交う中
大好きな笑顔と目が合う。
涙でよく見えないよ。
魔法の言葉、
５文字の言葉。
「ア・イ・シ・テ・ル」
そう言ってる様に見えたのは気のせい？
周りから歓喜の悲鳴。
そうだよね。
ファンの子達に向けたメッセージ。
あなたには凛さんがいる。
最高のステージ。
最高の笑顔。
私も５文字の言葉を送る。
「ア・リ・ガ・ト・ウ」
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作者名：心音 | 作成日時：2019年7月14日 11時
