【ヒロアカ】来たれ、西之宮英善寓寺学園！【小説】 (ページ3)

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二話『そっくりちゃん？』刹那暁side. ページ3

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「そこのオバ･･･お姉さん、刹那暁(せつなあき)です！」
「･･･西之宮英善寓寺学園(にしのみやえいぜんぐうじがくえん)ヒーロー科合格者・刹那暁様ですね。生徒手帳をお見せください。」

40代位の厚化粧のオバサンに声を掛けると、
不機嫌そうな声色で生徒手帳を見せるように促された。
･･･やっちゃったなぁ。オバサンって言いかけたのが聞こえたらしく、オバサンに睨まれてしまった。
私、刹那暁はこの春南の西宮こと西之宮英善寓寺学園ヒーロー科に入学する。

握りしめていた生徒手帳を見せると、中に入るように言われ指定された席に連れていかれた。

「バイバイです、お姉さん！」

ちゃんと今度は“お姉さん”と言うと、オバサンは
少しだけ嬉しそうに微笑んだ。
可愛い女の子が笑った方が需要あるのに･･･。

そんな事言ったら怒られちゃうか。
雄英高校ヒーロー科の推薦を蹴り、態々西宮学園に入った理由は特にない。
なんとなーく嫌だったからだ。

仲良く出来る友達が出来たら嬉しいな。
ニコニコ笑いながらキャリーバックを引いて、大きな食堂のような場所に足を運んだ。

指定された席に座ると既に先に座っていた男の子と目が合った。ツートンカラーの髪色で、右目が前髪で隠れている。

「前髪そっくりですね！」
「そっくりちゃん？」

･･･そっくりちゃん？
あ、私のことか！

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