五話 ページ7
「今日のショートテストのことなんだけどね」
ショートテストォォォォォ!!!!!
「土村の点数がね、二十三点だったんだ」
『・・・え、まじですか』
「マジマジ〜。でね、流石にこれはヤバイよね?」
『うっ』
「このテスト、普通クラスで行うテストなんだ。で、補習あり。三十点以下の人は補習になる」
『で、私は補習、ということですか』
まて、田中はじゃあ三十点以上とったってことか。
「そうそう。まあ、補習になった人は全部で三人だったんだけどね」
『その三人というのは・・・』
「一人目は土村『た、田中は?!』二人目田中。三人目西谷」
『田中と西谷ですか』
田中と西谷。田中と、西谷。
田中と・・・西谷?!
『に、西谷もですか?!「そうだよ〜」てかなんで田中は呼ばなかったんですか?!』
「あ」
え?
「忘れてた〜。アハハ」
『・・・アハハ』
・
失礼しました。そう言って職員室を出る。
相変わらずゆるゆるな先生だな・・・。
てか、ハッ田中補習だって〜(自分も補習ということは置いといて)
でも、西谷も?!?!?!
『た、ただいま〜』
「あ、生きて帰って来た!!」
『どういう意味ですかさっちゃん』
友達のさっちゃんこと佐々木優衣ちゃん。
笑顔が可愛く、そして笑顔で痛いところを突いてくる。ある意味最強の子だ。
『田中ー』
前の席の田中に声をかける。
「ん?なんだ?」
『私とあんた、ショートテストほ・しゅ・う☆』
「星つけたらキモい」
『笑顔で言わないでさっちゃん!!』
「・・・まあ分かってたことだし」
『・・・だよね』
「「「諦めんな!!」」」
『松岡修造か』
なんだよクラスの皆して"諦めんな!!"って。
「・・・で、俺らの他にはいねーの?」
『・・・や』
「え?」
『・・・西谷』
「・・・アハハまあしょーがねーよ。俺ら一年の時から馬鹿三人組で全校に知られてたじゃん」
『別に馬鹿ってわけじゃないもん』
「で、補習はいつなんだ?」
『来週の放課後。その補習で六十点取らなかったらまた補習』
「え」
『同じ様な問題が出るから六十点なんだって』
「勉強しなきゃだ・・・」
どうする?
俺らだけじゃヤバイぞ?
そんな会話を続けていく。
その時
「Aー本返しに来た」
『あ、縁下』
・・・縁下?
「『縁下!!!』」
「なんだよ急に」
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かちゅくん。 - ええええおわりいいい??? (2019年8月3日 20時) (レス) id: a42f2d2c8c (このIDを非表示/違反報告)
カーノー - え…終わるんですか? (2018年8月29日 21時) (レス) id: f78cecde0f (このIDを非表示/違反報告)
乃愛(プロフ) - あの、半年と4ヶ月とは、10ヶ月と言うことですか??すみません(;_;)その部分が気になって。半年は6ヶ月のことだから日本語的に…( ; ; ) (2018年8月1日 3時) (レス) id: 1fd93b0cef (このIDを非表示/違反報告)
メダカ - あはははははは^ - ^ (2018年7月3日 18時) (レス) id: 128b810340 (このIDを非表示/違反報告)
ぷかぷか桃李にゃんこ二号(プロフ) - まってまって、身長体重同じの上バレー部でリベロ笑笑 (2018年4月21日 13時) (レス) id: d641c5035a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:青山奏 | 作成日時:2018年3月29日 15時