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十二話 ページ14

「つ、土村?」

起きてるわけないか・・・。


俺は離れることを諦めた。


頭、痛くねぇか?


『ん・・・うぅ・・・』


うなされている土村。


「・・・大丈夫、か?」


ついつい、頭を撫でてしまった。


『・・・ん?に、しのや・・・?』


「あ、起きた。大丈『にしのやだぁ〜』・・・え?」


ね、ぼけてる?


『・・・夢?』


「え?」


『だって優しいもん。・・・夢なら聞いてくれる?』


「・・・」


『この前、怒鳴っちゃってごめんね。自分の気持ちまだもう一回伝えてなかったや・・・。


あのね、西谷。私、ずっと西谷のことが好き・・・』


そこまで言って止まる。


・・・?


あ、寝てる。


いつの間にか服も離していた。


「ノヤっさんノヤっさん!」


「龍!どうかしたか?」


「Aが叫んだ理由が分かったぞ!部屋に戻ってこい!」


「おー」


理由を知りたい俺は立ち上がる。


「・・・今度こそおやすみ」


そう言い残して土村の部屋を去った。











「で、なんだ?」


「月島!それは悪戯が酷すぎるぞ!」


「どしたんですか?」


「いや、な。月島が風呂の前に理科準備室から持ってきた組み立て式の人体模型を懐中電灯を持たせて置いてしかも音楽カセットみたいなのをつけてたんだよ。


床にスイッチつけといてそれを踏んだら懐中電灯が光って音楽が流れる仕組みらしくて。


で、その音楽が《あ"・・・あ"・・・》って人間のうめき声みたいなのだって。


全く・・・手の込んだ悪戯だな・・・」


スガさんが溜息をついた。


「すみませーん」


「「反省してねーだろ!!」」


「してますって〜」


「「はぁ〜・・・」」


皆、呆れたようなため息をついた。


「もういい。寝るぞ。明日も早いからな」


部屋の中の時計を見ると十一時前。


確かに明日も一日中練習ということはそろそろ寝ないと体力がもたないかもしれない。


「おやすみなさい」


「おやすみー」


皆寝る気だ。


俺も布団に入る。


さっきの土村のことが忘れられなくて眠れないかと思ったがすぐに眠ることができた。















『ん・・・』


今、何時だろ・・・。


そう思い私はスマホを見る。


表示された時刻は4:32。


『うわ〜・・・起床時間まで結構ある』


起床時間は確か6:30だった気がする。


でも、もう眠くない。やることがない。


『・・・洗濯物畳もう』


やることがないんだったら日中にやんないといけないことをやろう。

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かちゅくん。 - ええええおわりいいい??? (2019年8月3日 20時) (レス) id: a42f2d2c8c (このIDを非表示/違反報告)
カーノー - え…終わるんですか? (2018年8月29日 21時) (レス) id: f78cecde0f (このIDを非表示/違反報告)
乃愛(プロフ) - あの、半年と4ヶ月とは、10ヶ月と言うことですか??すみません(;_;)その部分が気になって。半年は6ヶ月のことだから日本語的に…( ; ; ) (2018年8月1日 3時) (レス) id: 1fd93b0cef (このIDを非表示/違反報告)
メダカ - あはははははは^ - ^ (2018年7月3日 18時) (レス) id: 128b810340 (このIDを非表示/違反報告)
ぷかぷか桃李にゃんこ二号(プロフ) - まってまって、身長体重同じの上バレー部でリベロ笑笑 (2018年4月21日 13時) (レス) id: d641c5035a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:青山奏 | 作成日時:2018年3月29日 15時

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