学生証落としたら彼女代理役になった【桃】

story#13 ページ15

さ「お、Aの弁当美味そうだな」



『あ、ありがとう...』



さ「一個ちょーだい」



さとみくんは私の弁当から卵焼きを一個とった



さ「....うめぇ」



純粋にほめてくれた



久しぶりに人に食べてもらったな



る「僕も食べたいです！」



莉「俺も俺も」



じ「じゃ俺も」



な「俺も頂こうかな」



『え、ちょっ』



いくら卵焼きがいっぱいあるからって私の食べる分がなくなっちゃう…



こ「やめなよ」



静かにしていたころんくんが喋った。



な「うんうん、ころちゃんの言う通りだった」



それからは少し静かな食事になった



・



・



「「「「「「ごちそうさま」」」」」」



な「じゃ、また機会があったら一緒に食べようね」



『うん』


そう言って私たちは分かれた



さ「なーんかころん乗り気じゃねぇな〜」



る「そうですね..」



たぶん私のこと嫌い...なのかな？



さ「Aなんかした？」



『さぁ？私の事嫌いなだけじゃない？』



る「ころちゃん殴っとくね」



そんなことを話していたら教室についていた



『ふぅ』



やっぱり自分の席が一番落ち着くなぁ



女子まじこえー、視線が



今日の予定表を見ると次は数学だった



たしか引き出しにあったはず



カサ



引き出しの中に紙が一枚潜んでいた



『何か書いてある...』



汚い字で”放課後体育館裏に来い”と書いてある。



一目でわかった

今日でさとみ君たちと関わるのは最後だということを＿＿＿＿＿＿＿

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