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あなたside
『石川さん……』
石「ん?」
小林さんとの話を聞いて貰おうと思い石川さんに声を掛けると、「6時からロッカー室で!」と言われロッカー室に行きました。
『…なんでこんなに人がいるんですか』
ロッカー室には阿部さん、長野さん、亀井さんはじめ沢山の選手たちが。
石「みんな聞きたいって言うとるから!あ、あの坊主頭は麗斗が抑えてるから大丈夫!」
(田「イケメンとキャッチボールより美女の恋バナの方がいいです」)
そういう問題じゃないんです(^O^)
亀「あ、気にしなくていいからね!」
石「じゃあ…早速話し?話したいことあるんだよね?」
石川さんの優しい目を見て、この人になら頼れると思った。
『菅野さんと飲んで潰れて…小林さんの家に昨日泊まらせてもらって朝ごはん、手を絆創膏だらけにしてまで作ってくれて…バット握る大事な手なのに…』
坂「怪我しようがしまいが打たないから大丈夫!」
『そんな大事な手を酷使してまで、いち球団職員の私にわざわざ作ってくれて…それを隠してて…なんというかかっこよくて…』
ああ、言葉が詰まる。
恋愛経験豊富な人(小林さんとか)にはなんともないことなのかもしれないけど、恋愛経験があまりない私は些細なことでキュンとしてしまう。
坂「好きなんやな〜ハハッ」
…坂本さんがなんの違和感もなく言うから、こっちが恥ずかしくなる。
阿「昨日あの坊主さ、深夜に電話してきたんだよ。“料理の作り方が分からない 普段朝ごはん食べないから何出したらいいか分からない”って。女泊めるのはしょっちゅうだったけど、そんなこと聞いてきたの初めてだった。Aちゃんだったんだね」
『そっそうなんですか!?』
石「Aちゃん、両想いやん笑 自信持ち。大事な恋やん、俺ら味方やから何でも頼ってな!ずっと見守ってるで〜」
相談して良かった。
石川さんの他にも、こんなに親身に話を聞いてくれる人が沢山いる。
菅「Aちゃん、小林に写真がどうとかでご飯誘われてんでしょ?小林さ、ブルペンで田口の投球練習に付き合ってるから行ってきなよ」
菅野さんぶっきらぼうに言っているけど、本当は優しいこと分かってます。
『…そうします!ありがとうございました!』
晴れ晴れとした気持ちでブルペンへ向かう。
きっと私、恋してるんだろうな。
(菅 恋したらバンバン打つとかないっすかね)
(阿 (ヾノ´・∀・)ナイナイ)
(坂 (ヾノ´・∀・)ナイナイ)
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美優(プロフ) - 本当に偉そうにしてすいません。凄く面白くて、楽しみにしてます。 (2017年8月2日 20時) (レス) id: 4c9ffd31bf (このIDを非表示/違反報告)
菅原 万衣(プロフ) - 美優さん» ありがとうございます!!(´;ω;`) 申し訳ありません…教えてくださってありがとうございます!!これからも宜しくお願いしますm(__)m (2017年8月2日 13時) (携帯から) (レス) id: 1c21e0027e (このIDを非表示/違反報告)
美優(プロフ) - 小説とても面白くて、楽しみにしてます。後、慎吾と麗斗だと思います。偉そうにすいません。これからも、更新頑張ってください。 (2017年8月2日 8時) (レス) id: 4c9ffd31bf (このIDを非表示/違反報告)
はるてっと(プロフ) - 大丈夫ですよ!!私の方がヤバイと思うんで...(・_・;)もちろん見ます!!! (2017年7月7日 16時) (レス) id: 6ef95cb9bc (このIDを非表示/違反報告)
菅原 万衣(プロフ) - はるてっとさん» ありがとうございます!!(´;ω;`)嬉しいです! 文が拙いこともありますが、これからも見ていただけたら嬉しいです (2017年7月7日 16時) (携帯から) (レス) id: 1c21e0027e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:菅原万衣 | 作成日時:2017年7月1日 16時