夜顔とクリスマスローズ (ページ2)

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greenside

「いらっしゃい。お好きな席へどうぞ。」

隆平たちが出て行ってから入れ替わりで、安と亮ちゃんが入ってきた。

「なぁなぁ。今さ、丸と男が一緒にここから出て来たけど誰？」

安が珍しく険しい顔して聞いてくる。

「あー、職場の後輩らしいで。」

「ふーん、亮も知ってる人？」

険しい顔のまま亮ちゃんの方を向く安。

「うん、まあね。」

「ふーん。亮はマルみたいに浮気したらあかんよ。」

「するわけないやん！俺には章ちゃんだけやで！」

ニコニコしてるのはいいけどさ、イチャイチャすんのも別にいいけどさ！！

「ていうか安。隆平は浮気してるわけじゃないんやから余計なこと言わんといて。」

「でもさ、男の肩支えてタクシー乗って行ったで？」

またさっきみたいな険しい顔になる。

「飲み過ぎたとか言うてる男を隆平は優しいから送ってってあげんの。」

「ふーん。大倉はええの？」

「ええよ。別に。」

「ふーん。」

とか言いながら座る2人。

ええわけないやん。

つい強がってめっちゃ物分かりのいい彼氏演じたけどさ、隆平は俺のやもん。