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green side
あの日から、十年。
僕は二十歳になった。
大人になったから、とかそういう理由をつけて、お兄さんの大切な人に謝りに行こうと思った。
まず、お兄さんの両親に。
次は、お友達。
最後に、渋谷さん。
お兄さんの一番大切な人。
あの日会いたかった人。
きっとお兄さんは死ぬ間際にいろんなことを考えただろう。
その中に、僕を助けなかったらこんな目に合わなかった。っていうのが入ってると思ってた。
だけど、丸山さんは後悔してない。と言ったらしい。
渋谷さんも、アイツは一つの命を救ったんや。と言った。
お兄さんの家族だってお友達だって言った。
自分を犠牲にしてでも僕を助けたなんて、お兄さんらしい。って。
悲しんだけど、恨んだりなんかしてないって。
涙が出た。
一番僕を恨んでたのは僕自身だった。
心が楽になった。
お兄さんの大切な人たちは、お兄さんと一緒で優しい人ばかりだった。
会いに行って良かった。
丸山さんのことを知れてほんまに良かった。
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ねこ。(プロフ) - 朱雨さん» ありがとうございます！これからも朱雨さんに楽しんで頂けるように頑張ります。感想ありがとうございました！ (2018年1月23日 8時) (
レス) id: 8ebe5b6d90 (このIDを非表示/違反報告)
朱雨(プロフ) - 感動しました。これからも素敵な作品楽しみにしてます。 (2018年1月22日 23時) (レス) id: 9b11f39173 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねこ。 | 作成日時：2017年10月6日 19時
