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red side
そしたら、電話かかってきてさ。
病院から。
出たくなかった。
けど、出た。
丸が俺のこと待ってる、って思ったから。
でも、もう手遅れやった。
当たりどころが悪かったらしい。
病院行って、丸の顔見た。
綺麗やったよ。
また、すばるくんって笑うんちゃうかって思ったもん。
これ全部夢やろ、って。
そう思うくらいあいつは…綺麗やったよ。
気づいた時にはもうお葬式も何もかも終わってて、丸は墓に入ってた。
俺の手元には、丸んちの合鍵と月のネックレス。
俺が普段つけてる金のと丸がつけてた銀の引っ付けてみたけど、銀のやつちょっと欠けてて満月にはならへんかった。
それ見て、俺みたいやなって思った。
丸がおらんと俺じゃない、なんて思うほど丸を愛しとった。
それなのに。
愛してるって伝えたのは数えるほどで、いつもアイツが“大好き”って言ってくれるのを軽くあしらって。
告白した時に“幸せ過ぎて”なんて言って泣いたお前を、“もっと幸せにする”って誓ったのに。
今更後悔したって遅い。
アイツはもういない。
それからは体中の水がなくなるんちゃうかってほど泣いて、声が枯れても叫び続けて、浴びるほど酒飲んで。
そんなんしてたら楽器屋クビになった。
当たり前なんやけどな。
無断欠勤ずーっとしてたし。
でも、ある日さ。
夢に丸が出てきてん。
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ねこ。@nekokanjani8
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ねこ。(プロフ) - 朱雨さん» ありがとうございます！これからも朱雨さんに楽しんで頂けるように頑張ります。感想ありがとうございました！ (2018年1月23日 8時) (
レス) id: 8ebe5b6d90 (このIDを非表示/違反報告)
朱雨(プロフ) - 感動しました。これからも素敵な作品楽しみにしてます。 (2018年1月22日 23時) (レス) id: 9b11f39173 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねこ。 | 作成日時：2017年10月6日 19時
