2 ページ2
redside
次に店行ったとき。
注文聞きに来たのはアイツちゃうかったから、コーヒーだけ頼んで雑誌読んでた。
「おまたせしました。ホットになります。ご注文は以上でよろしいでしょうか？」
“はい”って言おうとしてやめた。
運んできたのがアイツやったから。
「えっと、血液型は何ですか？」
「えっ？...あっ！」
質問で前に誕生日聞いてきた客やって気づいたみたいで、またかって顔してた。
「何型に見えます？」
俺もまさか質問で返されると思わへんかったから驚いた。
何型やろ？って考えようとしたら、
「お会計のときに答え聞きますね。ごゆっくりどうぞ。」
って言われて、何かアイツに振り回されてるなって思った。
ゆっくり過ごせたしコーヒーも飲み終わったからもうそろそろ帰ろっと思って席を立つ。
伝票を持ってレジへ行けば、アイツがおった。
「Ａ型やろ。」
「ピンポン、ピンポン！せいかーい！」
イェイ、イェーイ！とか言うてはしゃいでる。
あれ、コイツ面白そうなやつじゃなくて、変なやつ？
「お兄さん凄いですね。なんでわかったんですか？」
さっきまでの騒がしさはどこいったんか、いつも見たいに敬語で話す。
「なんとなく。」
「へぇ、そうですか。またいらしてくださいね。」
笑顔で接客されて、俺は店を出た。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 82人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ねこ。(プロフ) - 朱雨さん» ありがとうございます！これからも朱雨さんに楽しんで頂けるように頑張ります。感想ありがとうございました！ (2018年1月23日 8時) (
レス) id: 8ebe5b6d90 (このIDを非表示/違反報告)
朱雨(プロフ) - 感動しました。これからも素敵な作品楽しみにしてます。 (2018年1月22日 23時) (レス) id: 9b11f39173 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ねこ。 | 作成日時：2017年10月6日 19時
