番外編 ページ40
『御誕生日おめでとう。』
フロイド
「へへ、姐さんありがとー!!」
ジェイド
「ありがとうございます。姐さん。」
ジェイドちゃんとフロイドちゃん。最近あったばかりだが、
私が木陰で休んでいたときに、
いちゃもんをつけてきた奴等をノールックで
気絶させたら、「姐さん」と言われるようになった。
因にアズールちゃんもだ。
まぁ、悪い気はしない。
『一寸屈み給え。』
少し屈ませ、頭に手をおき、ぐしゃぐしゃにする。
ジェイド
「ね、姐さん??」
『ふふ。私に少し近付いたね。』
フロイド
「...!!うんっ!」
ユウ
「まって、暁様の姉みが尊い...」
『なにか、してほしいことはあるかい?』
”してほしいこと”を御誕生日プレゼントとした。
フロイド
「オレはぁ、ラウンジで一緒に働いて欲しいなぁ。」
ジェイド
「僕も一緒でお願いします。」
『君たちもっと欲はないのかい?』
欲がほぼないリーチ兄弟。
まあ、なにかその”一緒に働く”の中に
欲が沢山入っていそうな気もするけど。
_____
_______
ジェイド
「では、姐さん、
やっぱりね。
アズールちゃんにでも言われていたんだろうけど。
此れは所謂、メイド服と言うやつなのだろうか。
まあ、森さんに着させられてフリフリの服は着なれている。
『いらっしゃいませ。』
モブ
「ヘ!?」
『此方の席へどうぞ。』
モブ
「え、だ、ダザイさん?!」
『御注文が決まりましたら、御声かけください。』
淡々とマニュアル通り進め、スルーを決め込む私。
これが一番だ。
私のせいで問題を起こされたら、
たまったもんじゃない。
フロイド
「ねぇ、姐さぁん。
楽しい...?」
『...!!ふふ。うん。楽しいよ。』
所詮、私はホームシックになっていた。
其れをフロイドちゃんは汲み取ってくれて、こんなプレゼントにしてくれたのだ。
そしてその考えをジェイドちゃんは読み取った。
『フロイドちゃん。』
フロイド
「なぁに?」
『ジェイドちゃん。』
ジェイド
「はい。」
『ありがとう。』
ギュっと抱き締めた。
フロイド・ジェイド
「!!!」
『御誕生日、おめでとう。』
___心を込めて、もう一回。
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ユウ - んぐっ!美人! (2022年5月24日 21時) (レス) @page43 id: 65a9cf3278 (このIDを非表示/違反報告)
緑黄(プロフ) - ユノンさん» ありがとうございます!! (2021年11月24日 21時) (レス) id: ee6939c4d3 (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - イラスト見ましたとてもかわいいかったです! (2021年11月24日 21時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
緑黄(プロフ) - ユノンさん» 続きが気になる...?!ありがとうございますっ!イラストは...頑張って描いてみますねっ!! (2021年11月23日 21時) (レス) id: ee6939c4d3 (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 続きが気になる (2021年11月23日 9時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:緑黄 | 作成日時:2021年8月13日 20時