【d!】お姫様は逃げ出したい！！ (ページ3)

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私のことページ3

『ん、ぅ』
gr「おはようお姫様！！！」
『っわ！？』

目が覚めたのは先程よりも広く豪華な部屋。
そして目の前には総統閣下の顔。

って近いわ！
イケメンなんだから自重して！？

gr「驚いた顔も可愛いな！！」
『じゃ、ありがとうございました』
gr「まあ待て待て。そんなにすぐ帰ろうとするな」

総統閣下が宥めようとするが私は聞く耳を持たない。

帰るよ、マイハウスにモコちゃん待ってんだよ！
此処に来たことを速くも後悔することになるとは…！

『じゃあ、お疲れさまでしたぁ＿＿＿ん？』ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ
gr「扉なら開かんゾ。俺なら開けられるがな」
『セッコ！！』
gr「何とでも言うが良い！」

狂ってやがる…！
此処はあの作戦で…！

『お手洗いをお借りしたいのですが』
gr「其処にあるゾ」
『何でやねん！！！』
gr「ナイスツッコミだな」
『うるせ――！！』

この際総統閣下でも関係無い！
力づくで扉を開けてもらうしか無いようだな！！

gr「無謀なことをｗ」
『っ……！』
gr「そんなに抱かれたかったか？」
『そんなんじゃない！！』

見事に返り討ちにされた挙げ句押し倒された。

ああ、頭おかしいんじゃないの！？
初対面の乙女を押し倒すなんて！

gr「まあ落ち着き給え」
『落ち着く…？』
gr「そうだ。暴れたら脱がす」
『ふっざ』

この状態と体格差、力の差を考えても形勢逆転は望めない。
じゃあどうする。
一時的に従うしか無い。

gr「言う事聞けるんじゃないか」
『何だと思ってんの』
gr「じゃあとりあえず…」
『脱がそうとしてんじゃねえよ！！！』
gr「ああすまん。手が滑った」
『絶対わざとじゃん！』

すきあらば足に手を滑らせてくる。

やっぱり頭おかしいんだなぁ。
イケメンって残念だな(偏見)

gr「じゃあ改めて、座って話そうか」
『ｿｳﾃﾞｽﾈ』
gr「片言じゃねえかｗ」
『襲おうとした事忘れてないかんな！』
gr「なんて奴だ…！」
『あんただよ！』

私がソファに座ると隣に座ってくる。
いやおかしいだろ向かいに座れよサラッと隣座ってんじゃねえよ。

『何で隣…』
gr「気にするな！」

聞いたのはこの4つ
*白髪赤眼は未知の力を秘めている
*私が他国に命を狙われている
*この事は家族が知っている
*この城には結界が張ってあるから中は安全だという

＿＿初めて聞いた。
この状況で鵜呑みにしたわけじゃないけど心に留めておいたほうが良いだろう。
命狙われてるなんて事実なら大事だし。

gr「じゃあ寝るか」
『ばっかじゃねーの！！？』