馬鹿です！！！泣 ページ15
ht「はい、ケーキだよ」
『甘そう……むり』
gr「何！？お前甘いの嫌いなのか！」
『甘いのも辛いのも駄目。美味しいのが好き』
gr「甘いのも美味いが…」
人によってはそうなんだろう。私は好きじゃない。ただそれだけ。
ひとらんがくれたケーキを隣に座っていた人に渡す。
chi「あ、ありがとうございます」
『……その眼鏡見えてる？』
chi「はは、お気遣いも」
『質問に答える気ねえな此奴』
ut「来た時と口調バリ変わっとんなww」
『もう繕う意味無いし』
鬱さんの言葉を聞いてグルッペンが強気な奴は好きだゾ！と少なくとも私得では無いことを言っている。
お偉いさんってもっと清楚な人を好むものじゃないのか…。そうなら助かったのに……！
というか契約させられるのだろうか。無理矢理とかだったら断固拒否しないとな、うん。言質取られたりしたら終わりってことですね、気をつけよう寧ろ黙ろう。
gr「じゃあ、とりあえず此処から逃げないって約束してくれ！そしたら自由にしていいゾ！」
『約束は嫌だ。ていうか言ってる事矛盾してると思いまーす』
tn「約束さえ守れば自由にしてもらって構わんで」
『だからといって了承はしない』
gr「いいじゃないか！望む物なんでも用意するゾ！！」
tn「…………しゃあないなぁ」
わ、此奴もので釣ろうとしてやがる！なんて奴だ！絶対約束しねーー！！！
ところでトントンさんは何を……？
その瞬間、扉から入ってきたのはそういえばこの部屋にいなかったコネシマ。
……と、
『モコちゃん！！？』
kn「ちょ、此奴こんなに凶暴やったか！？いて、いててて」
『コネシマ、私のモコちゃん返せよォ！』
tn「心苦しいが最後の手段や……」
『う、嘘だろまさか……っ』
gr「此奴がどうなっても良いのか―――――！？」
極悪非道だぁぁぁぁぁぁ！！！！！！！！！！！
『酷い！！なんて奴らだ！誰か、動物愛護団体の方はいませんかー！？』
gr「そんな奴いねー！！」
『人質ならぬ犬質だなんて！！！』
zm「何なんその上手いこと言ったみたいな」
『モコを離せー！！』
gr「いいゾ」
『えっ』
結構すんなりいいよって言ったよこの人。というかひとらんが凄い辛そうな顔してる。彼奴絶対動物好きだろ！！助けろよ！
『じゃあ返して下さい』
バッと手を前に出す。
すると少し口角を上げて。
gr「約束したら返してやろう」
『ひ、ひでぇぇ！！』
gr「ぶはー！！！当たり前だろ、バァーカ！！」
『優しいと思った私が馬鹿でしたー！！！！』
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作者名：中澤 錦 | 作成日時：2019年9月7日 18時
