西の馬の彼女さん 3

ハプニング))2 ページ6

あっという間にたどり着いた体育倉庫。



着くと中には1人の男の子。

見たことない人だ。

先輩かな...?


貴｢あの....?｣


?｢あｯｯ!
(人1)ちゃん!
来てくれたんや!ありがとう。

ごめんな、こんなとこ呼び出したりして。
俺のこと...

分かる...?｣



貴｢すみません...

初めまして...

ですよね...?｣


?｢そう...やんな...

やっぱ(人1)ちゃんのこと見てたんは俺だけやったか...

俺、3年の越智涼太。

(人1)ちゃんのこと初めて見た時からずっと好きなんや。

俺と付き合ってくれへん?｣


いきなりの知らない先輩からの告白。


もちろん答えは


貴｢すみません。

先輩とはお付き合い出来ません...｣


越｢え...?

なんで?好きな奴でも居るん?｣


貴｢そんなんちゃいますよ。

ただ今日初めて先輩のこと知り合って何も知らへんのに付き合うなんて出来ません。

すみません。

では、友達待たせてるので失礼します。

ありがとうございました。｣


そう言って去ろうとした瞬間、強く捕まれる右手。


貴｢...先輩ｯｯ

痛い....｣


越｢なんでや...

なんでなんや。


俺はこんなに(人1)ちゃんのこと見てた言うのに...


君のことならなんだって知っとる。家族のこと、好きな食べ物、好きなもの何もかも...

何があかんのやｯｯ!｣


そう言って床に叩き付けられる。


貴｢...痛ｯｯ!｣


そう思った時にはもう遅くて私の上に先輩は馬乗り状態。



越｢(人1)ちゃんが悪いんや。俺のこと振ったりするからや。｣


どんどん服の中に入ってくる先輩の手。


貴｢い...やｯｯ!


止めて下さい、先輩ｯｯ!｣


いくら抵抗してもやっぱり男の子の人の力には敵わなくて結局されるがまま。


貴｢誰かｯｯ!


助けｯｯて!!!!!｣


越｢叫んでも無駄やで。

ここは体育倉庫。

防音や。どんだけ叫んでも外になんか聞こえへんわ。｣


そう嘲笑う先輩。



...怖い。


この人逝かれてる。


もうダメや。


終わりや...



そう思ったその時勢い良く開いた体育倉庫の扉。

そこには息を切らした大智の姿があった。

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