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クリスマスのなんかを食べる阿部と俺。

俺そこまでサーティワン好きちゃうけど。





「なあ阿部。」



「.....はい。」





食べてるからやけど、いつもより返事が遅い。





「俺さ、まだ阿部のこと好きやで?」



「一途ですね。」



「いや、なんでそこ他人事なん。」



「私も一途ですよ。
大西さんまだ好きです。
あー、でも最近捨てきれない長尾くん...
会ったことないのに...」





いや、なんでジャニーズに話持っていくねん。





「なあ、本気やねんけど。」



「仮に本気やったとしてですよ。
何故振られたのにまだ告る?」



「勝ち目あるからな。」



「...大西さんがジャニーズだからですか?」



「うん。
俺の方が、存在近いもん。」



「大西さん、確かに存在は遠いんですよ。
でも、付き合いたいとか思ってないんで。
そんな恐れ多いこと思いませんよ。」





付き合えるなら付き合いたいですけど、って付け加える。





「西村さんからの好意は嬉しいんですよ?
こんなイケメンに好きって思ってもらえて。
私のこと好きな人おったんやって思いました。」





信じてくれたみたいやな。





「それでも、私は西村さんを好きになれる自信ないです。」





「そっか...。
ゆっくりでいいって言っても?」



「無理やと思います。
それに、私はジャニヲタです。
西村さんはそれでもいいって言うかもしれないですけど、こんなジャニヲタと付き合ったらしんどいの西村さんやと思います。」





そこで、気づいた。

そんなに俺のこと考えてくれてたんや。

試合来てくれたのも、そこまで考えて振りに来てくれたんかなって思うと好きが増す。





「俺は、それも覚悟の上やで。
阿部から大西さんの話聞かされるの今でも嫌やけど、俺は笑顔の阿部が好き。
阿部、ジャニーズの話してるときが1番輝いてるもん。
その笑顔が見れるならいくらでも話聞くわ。」





スプーンを動かしながら喋ってるからカッコつけてもつかんけど、俺はやっぱり阿部が好き。





「西村さんって、変わってますね。」





ちょっと困ったように笑う阿部の笑顔は、

俺の好きな笑顔じゃない。

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設定タグ:西村拓哉 , 関西ジャニーズJr. , ちび5   
作品ジャンル:恋愛
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このは(プロフ) - 毎回楽しみにしています!頑張ってください! (2019年1月24日 21時) (レス) id: 8887fe933b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ありな。 | 作成日時:2018年12月16日 19時

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