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消灯時間を過ぎてから、五条先生は私の部屋にやってきた。マグカップに注いだ二杯のコーヒー。先生にはたくさん砂糖をいれた方を渡した。私の方は、いつも通り少なめの砂糖。
｢遠征なんだけどさ。同じ部屋、泊まる？｣
あまりに急の発言に、飲んでいたコーヒーを吹き出しそうになった。別に周りの目を気にしてるとか、法律がどうとか、倫理観がどうとかを言っている訳じゃない。今後の高校生活を穏便に――術師である限りそうともいかないのだが――過ごしていくためには教師と付き合っているだなんてバレちゃいけない、と思う。
『いや、ちょっと遠慮しときます』
｢さっきも思ったけど、A、免疫ないよね｣
あんたがありすぎるんだよ、そう言いたかったけれどその言葉は飲み込んだ。たしかに、同年代の他の子と比べたらないのかもしれない。免疫。男友達と言えば、幼馴染みが一人いるくらいだし。
『っ……！悪いですか』
｢んーん、でも慣れてもらわないと困るなぁ｣
いつの間にコーヒーを飲み干したのか、コップはサイドテーブルに置かれていて、私の上にまたがるような形で片手を頬に、片手は私のすぐそばの床に触れていた。
触れられているところが熱くなるのを感じる。もしかして、この流れは。
｢なーんてね。そんなうぶなとこも好きだからいいんだけど。期待した？｣
目をつぶっていた自分が馬鹿馬鹿しい。先生は顔を赤く染める私の頭を撫でて、部屋を出ていってしまった。
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かうみ(プロフ) - もちもちアイスクリームさん» コメントありがとうございます！更新頑張ります！ぜひこれからも読んでください！ (4月20日 22時) (
レス) id: 8c2286f190 (このIDを非表示/違反報告)
もちもちアイスクリーム(プロフ) - 面白かったです！！更新頑張って下さい！！ (4月20日 7時) (レス) @page33 id: aa5605d5a8 (このIDを非表示/違反報告)
かうみ(プロフ) - 香楽さん» コメントありがとうございます！更新滞ってしまいすみません…これからも頑張るのでぜひ読んでください！ (4月15日 19時) (レス) id: 8c2286f190 (このIDを非表示/違反報告)
香楽(プロフ) - 今後どうなるのか気になります！更新頑張ってください！ (4月14日 10時) (レス) id: 8c47cbd327 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かうみ | 作成日時：2024年2月18日 20時
