「ONE PIECE」最強美少女は敵にも味方にもモテモテです２

第７０話　約束の口づけを。 ページ27

ｻﾎﾞ「…な？？


ほら、これもあるだろ。お前がくれたやつ。」


首にかかった青い宝石のついたリングネックレス。


ｻﾎﾞ「きっとこれと、俺の気持ちがあれば


またお前に会えるから」


そんなの、なんの根拠もないじゃない。


世界はこんなに広くて、残酷なのに。


そんなの、怖い。


ｻﾎﾞ「…父さん、少しだけ待って」


「…いいだろう、早くするんだぞ」


そう言ってサボは私に近付く。


ｻﾎﾞ「…そんなに不安かよ？」


貴「そ…んなのっ…当たり前…っ、でしょ…？？」


今までずっと一緒にいた友達が。


明日からはもう隣にいない。


次はいつ会えるかなんて分からない。


明日にでもどちらかが死んでしまうかもしれない。


行かないで。


ｻﾎﾞ「…俺も寂しいけど、仕方ないよ。


でも俺、会える気がするんだ。


何か分からないけど、確信があるんだ。


俺Aに嘘付いたことないだろ？？


だから、俺を信じてくれよ。A。」


そんな声で言われたら。


そんな顔で言われたら。


そんな風に言われたら。


貴「…そんなの…ずるい…」


信じるしか、ないじゃない。


ｻﾎﾞ「ははっ、何がだよ。ばーか。


…ごめん、これ約束代わりにさせて」



不意に抱き締められた。


強く、強く、壊れそうなくらい。


なのに不思議と心地よくて、嫌じゃない。


むしろこんな時間がずっと続けばいいとさえ思う。


だってこれが終われば、


サボの温もりも、匂いも、


長い間感じることは無いのだから。


離れたと思ったら、急にすぐ目の前にサボの顔が来た。


唇に暖かくて柔らかいものが触れて、すぐに消えた。


子供の私達の、ぎこちないキス。＿


恋愛感情があるかどうかは分からない。


けど寂しさで、愛しさで、


初めてが消えた事なんてどうでもよかった。


むしろ、貴方で良かったんじゃないかと思う。


ｻﾎﾞ「…ごめんな」


貴「…い…いよ、約束…だか…ら」


これは約束の、口づけだから。


ｻﾎﾞ「…またな」


そう言って最後に私に微笑んだ。


サボは歩いて行ってしまった。


貴「…っ」


約束したって、寂しいものは寂しい。


＿＿


はい、ファーストキスはサボにしてみました。


なんでかって言われると…なんとなくですかね←


オチは未定ですし、夢主に恋愛感情はありません。


なんか書き方が恋愛感情ありそうになったんですけど…


指切りの代わり的なニュアンスで！

第７１話　日常の異変→←第６９話　行かないで。

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーキャラ

サンジ

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