第６０話 天才 ページ17
ｻﾎﾞ「Aのおかげでルフィにも会えた。
おかげで今、すっげぇ幸せだよ俺。
それなのにさ。
たまに、すごく孤独になるんだ。
どんなに幸せを感じても、どんなに楽しくても。
やっぱり、親は親なんだよ。
ふと思い出しちまうんだ。
それで寂しくなって、苦しくなって、孤独になる。
俺は今も、空を見て孤独になった。
自分の存在がとてつもなく小さな存在に思えて。
俺１つ消えた所で、世界に何も支障はない。
そんなこと、考えた。」
でも、お前が来て変わった。
ｻﾎﾞ「不思議だよな。
Aが来たら、寂しかった星空がさ。
綺麗で眩しい星の集まりなった。
孤独な何かじゃなくなった。」
貴「…でも私、何もしてない」
ｻﾎﾞ「…いや？お前はいつも俺に沢山の物をくれるよ。
楽しさも、幸せも、安心感も、今のこの温かさも。
Aは無意識のうちにいつも、俺に必要なものをくれる。
ほら、さっきの言葉も。」
貴「一人じゃない…って言ったこと？」
ｻﾎﾞ「おう、それだ。
それ言われた瞬間、なんか軽くなった。
俺がずっと欲しかった言葉なんだって。
またお前は、俺の欲しい物をくれたんだ。」
Aの頭に手を置く。
ｻﾎﾞ「…本当に、ありがとう」
今さら照れくさいけど、言わなきゃいけない気がした。
貴「…私こそ、ありがとう。
私もサボのこと、大好きだよ」
ｻﾎﾞ「…っ」
不意打ちをされて、バッと赤くなる。
頭を撫でていた手を引っ込めて、口元にやる。
そしたら手から、Aのシャンプーの匂いがした。
ちょっと触っただけなのに。
恥ずかしくて、ドキドキして、おかしくなる。
貴「エースも、ルフィも、大好き」
ｻﾎﾞ「…」
こんなにドキドキしてたのに。
まあ、これがいつも通りか。
そうだ、これが俺の日常だ。
普通で平凡で、鈍感なAに伝わらない。
このもどかしい距離さえも愛しい。
ｻﾎﾞ「…ははっ、寝るか」
貴「…ふふっ、そだね」
Aは俺をドキドキさせる天才で、
喜ばせる天才で、幸せにする天才で、
そして、期待させて落とすのが大得意です。
＿オマケ
あの後部屋に帰って、手を繋いで寝た。
死ぬほど恥ずかしくて、１時間くらい目が開いてた。
次の日の朝、俺はエースとルフィに
これまでにないくらいボコボコにされた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーキャラ
サンジ
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ポップキャンディ(プロフ) - 海守青空別垢さん» お仲間さんでしたか…！！あまり見かけないので嬉しいです！！！受験生ですか…！大変ですよね…。これからどんどん忙しくなると思います…。少しでも元気になって頂けるような作品を書きますね！！コメントありがとうございます！ (2018年5月25日 23時) (
レス) id: b023722945 (このIDを非表示/違反報告)
海守青空別垢 - 僕は今年受験生です！ (2018年5月23日 4時) (レス) id: 778347a7b6 (このIDを非表示/違反報告)
海守青空別垢 - クロコダイル好きの仲間がいた！これからも頑張ってください！ (2018年5月23日 4時) (レス) id: 778347a7b6 (このIDを非表示/違反報告)
ポップキャンディ(プロフ) - ASLloveさん» ありがとうございます！！頑張りますね！！ (2017年4月16日 21時) (レス) id: 28e73a47a2 (このIDを非表示/違反報告)
ASLlove - 頑張ってください！ (2017年4月16日 10時) (レス) id: 9a0d5aad26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りこ | 作成日時：2017年3月16日 0時
