浮気９４日目 ページ19
前原Side
前「俺だってアイツが好きだ。
けど、俺は…あいつの気持ちがわかっているから
だから、やめたのに」
磯「お前も、諦めようとしてるんだろ？
俺と、同じじゃないか。
そりゃ、やってきた行いとかは全てちがう。
けど、この結論に関しては違うって…何が違うんだよ！！！」
掴まれたまま、磯貝も俺に怒鳴った。
俺はお前とは違う。
Aとしてきたことも。
アイツとの思い出の数も、密度も。
アイツからの想いの熱さも。
全部、全部、お前のほうが得してきたくせに。
前「お前と一緒に…すんじゃねえ！！！！」
掴んだ手を離した。
否、正確には投げた。
磯貝はそのまま、壁にぶつかる。
そして俺を見つめる。
前「お前と俺が同じ？？笑えねえよ。
いつもいつも、お前の方が得してきたくせに！！
それなのに今更諦める？？馬鹿かお前は。
俺より頭良いくせに、俺の何倍も馬鹿だよ。
そうやってイケメンしてたら何でも許されるとでも？
今回のお前は、なんにもイケメンじゃねえよ。
ただのビビりだ！！！！」
次々に漏れていく怒りの言葉。
ただの悪口かもしれない。
ただの理不尽な怒りかもしれない。
けど、俺には許せなかったんだ。
こいつの、諦めの早さが。
譲れないものと譲れるものの、区別もつかない
頭脳とは違った馬鹿さが。
そして、何よりも
前「俺の今までの信頼と我慢が全部…馬鹿みたいだ。
そりゃ、勝手に信じて勝手に我慢しただけさ。
でも俺からしたら、心外だよ」
磯貝の事は尊敬してる。
家の為に、学校のあとバイトを頑張ったり
どんな奴にも優しく、正義感があって
どんなに毎日大変でも、勉強は出来る方で
面倒見が良くて、俺の最高の親友だけど。
けど、許せないんだ。
前「お前が好きだったから、諦めたのに。」
それなのに、なのに。
前「なんだよ、そのあっさりした態度。
俺はお前が付き合ってたから、諦めてたのに。
俺だってなら、アタックするさ」
もう、限界なんだ。
誰に何を言われても良い。
前「お前の出した結論がそれなら」
これは、これは。
前「これが…俺の出した、結論だ」
ごめんな、A。
俺、お前のこと諦めるの
無理かもしれない。
そう言い残し、部屋を出て行った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 508人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「暗殺教室」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
dosakaharuka(プロフ) - 更新頑張ってください！待ってます！ (2020年2月5日 21時) (
レス) id: f09f1bedcf (このIDを非表示/違反報告)
閃光の舞姫 - すごく面白いです！！更新、待ってます！ (2019年12月27日 1時) (レス) id: 5ed3906c4e (このIDを非表示/違反報告)
美桜 - 応援したいます！なので更新して下さい！ (2019年3月16日 11時) (レス) id: 4f6f8cacfb (このIDを非表示/違反報告)
リンナ - すごーく楽しいです！頑張ってください！応援してます！大好きです！ (2018年11月15日 20時) (レス) id: d113fc4a42 (このIDを非表示/違反報告)
(・∀・) - あるとすれば、貝毒くらいで、毒薬での毒は記憶喪失には至りませんし、ショックで忘れてしまう、ということもありません。そんな数時間しか掛からない手術で猛毒にかかってしまった患者さんは助かりません。毒ってのはもっと重いんです (2018年11月15日 14時) (レス) id: 21f15443ab (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ポップキャンディ | 作成日時：2016年11月18日 17時
