「暗殺教室」イケメン彼氏は浮気中３[磯貝悠馬][赤羽業]

浮気９３日目 ページ18

前原Side

俺はアルバム見つけてきた。

そこには知らない女の子。

その子の写真は途中からなくなっている。

何故なのかはわからない。

前「俺にも、なんでなのかはわからない。

だから、調べようと思う。

この事件と関係がなくても、

アイツの記憶の手がかりになるかもしれない」

どうしても気になった。

何故か俺は、こいつを知っている気がするから。

何処でかはわからない。

ただなんとなく行った場所かもしれないし

すれ違っただけかもしれない。

もちろん、親しい人間かもしれない。

なんなのかは分からないが、知りたかった。

茅「そうだね。

調べて損はしない気がするし」

潮「じゃあ、前原君はそれを調べて。

僕と茅野は、この証拠を調べてもらってくる。

不破さんは他にもありそうなことを推理して」

後は磯貝…か


前「磯貝は、病院にお見舞い」


皆が目を見開いてこっちを見た。

磯「はぁ！？俺！？」

そりゃ、俺も会いたいけど

俺にはやることがあるし。

前「だいたいお前、彼氏なんだし。

今までやってきた行いに悪いっつー気持ちがあるんなら

会いに行くべきなんじゃねーの？」

俺はアイツが好きだ。

けど、あいつの望む自分の隣がお前なら

俺はあいつの幸せを願い、お前を隣に置く。

磯「…俺、彼氏やめるんだ。

例え俺がアイツを好きでも、アイツはカルマがいいかもしれない。

それにあんなことして、合わせる顔がないよ。

俺は、もう諦めるんだ」

少しせつなげに笑うアイツに、俺は怒りを覚える。

お前はどうして分からないんだよ。

あの日、俺が告白した日。

あんなに辛そうに涙をためて、お前との事を話して


貴『甘ても、いいの？』


貴『私はやっぱり…悠馬が好き』


貴『ど、うか…

わたし、を…

し、…ん、じ…て…？』


あいつの想いは、痛いほどの恋心は

前「なんでお前は分からねえんだよ！！」

気づいたら俺は、アイツの胸ぐらを掴みかかっていた。

茅「きゃ！ちょ、何！？」

不「ちょっと、やめなよ！」

潮「前原くん！！！」

みんな俺を止めてるけど、俺は何も言わない。

この掴んだ手を、離さない。

前「俺はお前を信じてた…それなのに！！

どうしてお前はそうやって諦めるんだよ！！

なんであいつの想いが分からないんだよ！！」

俺は、怒鳴った。

親友にむけて、初めて怒りを爆発させた。

分かってる。みんな怖がってるって。

けど、俺は止まらなかった。

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