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ノーマンSIDE
⚠回想になります
.
.
『見て見てノーマン、レイ、これ！！』
「どうしたの？」
Aが元気そうに駆け寄ってきた。
うん、今日も可愛い。
僕は心の中で大きく頷き、次の言葉を待つ。
『じゃーん！！』
それは図書室にある本の１つで、
どうやら恋愛小説の様だった。
「お前本なんか読めんのか」
『私これでもフルスコア取ってるからね？？』
「たまにだろ」
『ん"ん"ん"』
「ま、まあまあ…」
いつも通りレイがちょっかいをかけて、
本題から遠のきそうになる。
『ってそう、そうじゃなくて。
この本ね、すーっごいドキドキしたの』
「へぇ？？どんな内容なの？」
Aがドキドキした恋愛小説。
その肩書だけで僕も充分な程興味が湧いて、
その本の事が気になって仕方がない。
『これはね、私達によく似た話なの。
孤児院でずっと暮らしてた女の子がいて、
その子は外に出たことがなかったの。
でもある日里親が決まって、
外の世界を満喫するの。
それで隣の家に住んでる男の子がね、
もぉ〜〜超イケメンなの！！！』
それ絶対孤児院出身設定いらないよね。
と内心思ったのを必死で堪えて、
僕は笑顔で頷き続けた。
「…それ絶対孤児院出身設定いらねぇ」
『テ"メ"ェ"』
「まあまあ…」
僕も思った、という言葉をぐっと飲み込んだ。
『…とりあえず、話戻すからね。』
ゴホンっと咳払いをする。
うん、今日も可愛い。
『私いつかここを出たらね、
こんな人と出会って、こんな恋して、
付き合って、幸せな結婚したい』
「うんう…は？」
『え、ノーマン？』
「あ、違う違う。間違えたごめんね。」
思わず出てしまった本音を慌てて隠す。
結婚…？結婚って言った…？…は？
レイは"ここを出て"の辺りから顔をしかめ、
どこか悲しそうにAを見つめていた。
『えへへ、それからね…
って、エマ！！ねぇエマ聞いてぇ〜！！』
「え、あ、A！？」
Aはそのまま駆け足でエマへと向かい、
楽しそうにまた本の話を始めた。
そして僕とレイは顔を見合わせて、
言葉は互いに発さなかったけど、
目を通じて同じことを思ったんだ。
"その男の子ころs…"
じゃない。間違えた。
"このままじゃやばい"と。
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ポップキャンディ(プロフ) - 嵯峨野 繆謎さん» 早速コメントありがとうございます…！！長い間お待たせしました…！！ずっと待って頂けた事に感謝しかないです…！！今日から大量に更新して完結させようと思ってます！！良かったらまた、最後までお付き合い下さい…！！ (2020年6月11日 18時) (
レス) id: b023722945 (このIDを非表示/違反報告)
嵯峨野 繆謎(プロフ) - えっ、ええええ！？！？更新された！？ずっと楽しみにしてたので更新はもうないのかもと思っていたのですがもう最高ですぅぅ！！ (2020年6月11日 17時) (レス) id: 58baba6999 (このIDを非表示/違反報告)
ポップキャンディ(プロフ) - 猫宮さん» コメ返し遅くなりました…！！これは完全に二人とも忘れてますね。(笑)これから更新していきますので良かったらまたよろしくお願いします！！ (2020年6月11日 15時) (レス) id: b023722945 (このIDを非表示/違反報告)
猫宮 - やばい。レイまじ好き。くっつけ。てか最後ノーマンのこと絶対忘れてるだろw更新頑張ってね〜 (2019年12月6日 18時) (レス) id: a4825ec2c2 (このIDを非表示/違反報告)
ポップキャンディ(プロフ) - yu3694an8180さん» コメントありがとうございます！！そう言って頂けてて嬉しいです…！！私もたまに見返して、ドンかっこ良く書きすぎたなって思うことあります…笑。ぜひ色んなキャラにキュンキュンしてくださいっ！！これからもよろしくお願いします！！ (2019年6月28日 7時) (レス) id: b023722945 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ポップキャンディ | 作成日時：2019年4月8日 2時
