第１７２話 私と一緒に死んで ページ35
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貴「ルフィ！！ゾロ！！サンジ…！！」
ｻﾝ「あいつら水中戦にする気か…。
入ったら思うツボだがルフィが…」
ｿﾞﾛ「…ｯクソ！！」
戦いが始まってすぐのこと。
ルフィは誤って床に足を練りこませた。
それをアーロンに水に落とされて、今に至る。
ルフィは能力者だから、水の中は力が出ない。
その上足かせになった地面が邪魔して、
このままじゃルフィは溺れて死んでしまう。
ウソップは少し前に敵を連れて何処かへ行き、
ゾロは致命傷のあの傷のせいで、
いつもほどの力が出ない。
残るはサンジだけど、相手が弱いわけじゃない。
ｱｰ「お前らに選択肢をやろう。
こいつらを皆殺しにしたいところだが…。
Aとお前のためだ。ナミ。
Aと俺達のところに戻るなら、
俺は誰も殺さずこのまま見逃してやる」
ﾅﾐ「…！！Aは…」
ｱｰ「俺がここまでの条件を飲んでるんだ。
お前だけで割に合うわけねェだろう？？」
私とナミがアーロンの元へ。
そんなの無理。
私は行きたくないし、ナミも行かせられない。
けどこのままじゃルフィが危ない。
だから私は…。
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.
…なーんてね。
皆で助かる方法を探せばいいだけでしょ。
アーロンは確かに強いけど、
これはナミの今までとこれからを賭けた戦い。
私は自分を犠牲にして皆を助けるとか、
そんな昔の自分のような行動は出来ない。
だからナミも、どうか。
ﾅﾐ「…ｯ、私は…！！！」
貴「ナミッ！！！！！！！」
ﾅﾐ「…ｯ！！！！」
それ以上は何も言わない。
私が余計な事を言うんじゃなくて、
ナミには自分で知ってほしいから。
ゾロが私に教えてくれたように、
仲間を信じる事の大切さを。
ﾅﾐ「ごめん…皆…
私と一緒に死んで！！！！」
貴「…っあはは！！なにそれ！！」
そんな台詞聞いたことがないけど、
何処かナミらしいその言葉に、
笑いが止まらない。
でもこれで決意がまとまった。
皆で生きて、ナミの村を元に戻して、
ナミを連れて、偉大なる航路へ行く。
その為に、ルフィを救わなきゃいけないから。
今ここでそれが出来るのは、きっと。
貴「死なないよ、ナミ。
私が誰も死なせないから！！！」
ｻﾝ「…は？…ちょっ」
ｿﾞﾛ「バカおま…！！」
ﾅﾐ「能力者なのに…"海"に…！？」
ルフィは私が救ってみせる。
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ただのワンピ好き - ここが楽園か………最高です (2020年3月26日 1時) (
レス) id: 5598d303e9 (このIDを非表示/違反報告)
最新型のうさぎ - うおおおおお死ぬほど応援してます！これからも頑張って下さい！ (2019年5月1日 1時) (レス) id: 0eecff79cc (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - サンジのギャップ好き！面白い！ (2019年4月21日 21時) (レス) id: 5c15b941c1 (このIDを非表示/違反報告)
ポップキャンディ(プロフ) - カブリエルさん» コメントありがとうございます！！ワンピキャラは皆個性があって一人一人大好きなので、そう言って貰えると本当に嬉しいです！！これからも更新頑張りますので、よろしければこれからもよろしくお願いします！！ (2019年4月14日 17時) (レス) id: b023722945 (このIDを非表示/違反報告)
カブリエル - お話、とても面白いです！ONE PIECEキャラへの愛が文章からたくさん伝わってきます…！大好きです(*´∀｀*) これからも、応援してます…！無理せず更新、頑張ってください！ (2019年4月14日 16時) (レス) id: 7fd5afff0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ポップキャンディ | 作成日時：2018年9月12日 9時
