運命の花を 阪神タイガース

ナイトに、任命 ページ8

上本「じゃあ、Aさん...？行こっか」


A「はいっ、！」


よかった、ばれてないみたい、

そりゃあ、覚えられてないか、そう思うと少し悲しくなった自分がいた、


上本「じゃあ、とりあえず、ブルペンでも案内しような」


そう言って、私に合わせて上本さんは歩き始めた、


ブルペン

そこではたくさんの選手が投げていて、

でも、そのなかでも、

素人の私でも、

一目で惹かれる、

ピッチングフォーム、それから、投げ出されるボール、

すべてが美しかった、


上本「こんにちはー、能見さん、少しお時間いいですか？」


能見「お？上本やん、どないしたん」


上本先輩は、その方に話しかけてて、

慌てて追いかけると、


上本「今日から、ここで働く(人1)Aさんです」


A「はっ、初めまして！」


能見「おん、よろしくな」


そう言って、頭を撫でてくれる能見さん、


A「のっ！能見さん...！」


上本「能見さん...Aさん、びっくりしてますよ」


能見「かわええなー」


A「かわいくないですよ」


能見「そんなことないで、多分ここの奴ら手ぇ出してくると思うで」


A「え...」


能見「とくに、西岡剛には気をつけてな、」


上本「確かに、剛さんには気をつけた方が...」


能見「まぁ、ここにおる、小さなナイトが守ってくれると思うから安心せぇや！」


そう言って上本先輩の肩を叩く能見さん、


上本「小さいって言わないでくださいよ...！」


私は、少しだけ、笑った、

あの人はどこに？→←再会の花は

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す