運命の花を 阪神タイガース

一途な想い ページ27

今成「Aちゃんの高校の野球部の先輩でAちゃんの事好きなやつ知ってるよ」


いきなりのことについていけなかった。


A「それって...どなたですか？」


いっそのこと聞いてしまえば早い、

そう思って、今成さんに問えば、


今成「んー、ずばり言っちゃつまんないから、ヒントだけあげるよ」


そう言って、


今成「まず、一つ目！！あんまり、そいつとは高校時代話してないよ！！」


A「はぁ...」


余計わからないな...そう思った。


今成「二つ目はね、Aちゃん、そいつ応援に行ってるよ」


応援、確かに友達に誘われて何回か行ってるけど、

上本先輩目当てで友達に連れていかれたことが多くて、


今成さんの話を聞いていたこの時、忘れてたんだ、

忘れちゃいけなかったことを。


今成「じゃあ、三つ目！！ヒントって言わないけど、」


一つ間を開けて、口を開いた。


今成「そいつは、今もAちゃんのことが好きだよ」


え...

一瞬時が止まったように思えた。


今成「それじゃあね、この後も楽しみなよ！」


そう言って、ここの席から離れていく今成さん。


どうすればいいんだろう...



良太「...、今成は羨ましいのう、誰とでも仲良くできて」


西岡「あれー、嫉妬っすか！良太さん！！」


鳥谷「今成に、お前みたいな感情ないだろ」


少しふてくされてる良太に、

西岡と鳥谷が冷やかしに行って、


能見「なんの話してるん？」


君の知らないところでも、争奪戦は始まっている。

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