こっち向いて2『阪神タイガース』

気になってる人 ページ11

A「深雪ちゃーんっ！」

私の仕事仲間の、深雪ちゃんに連行されちゃってます...

彼女はとっても美人なんだけど、気が強くて、

今は自分の恋愛には飽きちゃったとか、


深雪「で、話聞かせなさいよ、あんた、最近どうしたの？友達言ってたよ、最近、付き合い悪いって、」


A「それは...」


深雪「いいから、教えなさいよ、」


深雪ちゃんから逃れられる気がしなくて、

おそるおそる、私は口を開いた、


A「実は...」





深雪「へぇ、藤浪晋太郎くん？と、いとこ関係だったんだけど、それからねぇ」



A「みんなには私恋してるって、言われるんだけど...誰が好きなのか、よくわかんなくて」


深雪「ちょっとまってー、今一人一人の顔確認中ー、私、野球とか、よくわかんないし」


そう言って携帯で調べだす、深雪ちゃん、


深雪「ふーん、あ、新井良太？っていう人なかなか、かっこいいじゃん、あー、この人かさっき電話きてたの」


A「良太さん...は、私にとっても優しくて」


ある人の名前を出しては私の反応を確かめて、

それの繰り返しだった、


深雪「なるほど、じゃあ、いまんとこ気になってるのは、藤浪晋太郎、西岡剛、新井良太、俊介、伊藤隼太、ぐらい？多感なの？」


A「たっ！多感じゃないよー！！」


深雪「まぁ、また話聞いてあげるから、ね？とりあえず一週間後、楽しみにしてるよ」


そう言って深雪ちゃんは深い笑みを浮かべる、


深雪ちゃんに話して少し気が楽になったなんて、言えるはずがない、

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