プロ野球選手に惚れました 短編小説

夫婦円満 内海哲也 ページ23

登板前、嫁に作ってもらったおにぎりを食べていると、横から、


山口「内海さんっ家、愛妻家ですよね」


内海「いきなりどうしたん？」


いきなり言われて少し動揺した、


山口「登板の日は必ずおにぎり作ってもらって、なにより食べてるときの内海さんの顔、幸せそうですもん、」


内海「そらそうやろ、好きな人に作ってもらってるんだから」


山口「でも、子供が出来ると子供の方に意識っていきません？それなのに内海さんの家は夫婦円満ですよね？」


内海「そうやろー！羨ましい？？」


そう聞くと、山口は少し飽きれたみたいに、


山口「まぁ、そうですね、あ、内海さん昨日の勇人からのメール見ました？」


内海「あー、見てないわ、今見るー」


そう言って携帯を探すけど...


内海「あれっ！？ない！やっば！！携帯家においてきちゃったわ！！」


山口「え、まじっすか...」


内海「あー！！どうしよう！！」


困り果てていると、


A「こんにちはー...あ！哲也さん！！」


内海「あー！A！！どうしよう、携帯家においてきちゃった！！」


A「困ってると思ったんで、しっかり持ってきましたよっ！」


そう言って携帯を差し出すA、


内海「ほんまにありがとうー！！」


そう言って俺はAを抱きしめる、


A「ちょっと！哲也さんっ！山口さんいるんですよ！」


そう言って赤くなるA、


山口「本当ですよ、少しは人の目気にしてください...」


笑いながら言う山口に、


内海「あ、山口ー、夫婦円満の秘訣はな、子供と同じくらい嫁も愛してあげること！」

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