プロ野球選手に惚れました 短編小説

笑顔に惹かれて 長野久義 ページ21

阪神戦、いっつも俺が楽しみにしてるのは、
甲子園のケータリング、おばちゃんたちが優しくて、


長野「おばちゃんおはようー！」


おばちゃん「はい、おはようー！」


おばちゃんたちは相変わらず元気だなー、なんて思っていると、少し奥で、急がしそうにせっせと料理を作る子が見えた、

見かけない子だなー、と思っていると、


能見「Aちゃーん！いつもの作ってくれへーん？」


横から能見さんが現れた、


能見「ん？、あ、長野やん、久しぶりやなー」


長野「お久しぶりです能見さん、あの、今能見さんが声かけた子って、新しく来た子ですか？」


能見「ん、そうやけど、なに？興味あるんか？」


そう言いながらにやにやしてくる能見さん、


長野「いやっ！そういう訳じゃなくて！」


A「あの...お話し中すみません、能見さんできました！」


能見「おん、ありがとなー！ほんま、かわええなぁ、なんせ、他の球団の奴等からもラブコールされとるもんなー」


そう言って、彼女の頭を撫でている能見さん、


長野「奴等からって！ほかにもいるんすか！？」


能見「おん、けっこう来るんよ、」


A「でも、能見さんたちが守ってくださいますもんねっ！」


そう言いながら笑う彼女の笑顔に自然と惹かれた、


長野「Aちゃん、だっけ？よかったらメアド交換しない？」


能見「せやから、俺たちがゆるさへんって」


能見さんが止めに来るけど、


A「いいですよ」


長野「えっ！！ほんと！？」


A「はい、だって、長野さんはいい人だって沢山の人からお聞きしてて、大丈夫だって、信じてますから...！」


控えめに笑うその笑顔も俺をまた惹き付けた、


能見「あー...剛とかこのこと知ったら面倒なことになるんやろな...」


能見さん言葉にまた笑う彼女、その笑顔をもっと見たいと心から思った、

俺の彼女 今宮健太→←これで伝わらないなら 堂林翔太

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