あんたみたいな最低男、好きになるわけないじゃない。【西島隆弘】

名前で… ページ18

「お、おじゃまします…」




なにげに緊張する…





西島「何そんなかたくなってんだよ」



「だって…男の人の家初めてなのよ…」



西島「別に変なことしねぇよ」



…意外ね。



こいつ変態に見えるのに。





西島「…お前色気もクソもねぇからな」




…やっぱムカつくわ。





西島「ほら。早く入れよ」




「あ、うん…」









西島「…どこでもいいから座ってろよ」




意外といいとこ住んでんのね。





ガタッ



西島「ほらよ」




お酒を持ってきてくれた。



西島「お前のために買ったんだよ…金がいくら飛んでったことか」






「…もう名前で呼んでくれてもよくない？」



西島「…！」


何その顔は…



西島「お前、俺のこと好きなの？」


「はあ！？んなわけ…」


西島「あ、違うの？」


「違うに決まってんでしょ!?私は呼び方に困るから…」


西島「へえ…俺のことも名前で呼んでくれんだ。隆弘って」


「…い、嫌ならいいわよ…」



西島「…いや。全然嫌じゃない」

酔っ払うなら、俺の前だけ。→←質より量を気にするの？

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す