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リョウクさんの「ご飯出来たよ〜！」を号令にメンバーがリビングに揃う。
アットホームな感じですごい羨ましい、友達でこんな関係まで築けるんだなと思った。
いつものようにアイツがおかずをお皿に入れて、それを私に渡す。つまり流れ作業...ですね。
最初の頃は嫌で「いいです」とか「自分で取るので」と断っていたが...韓国男子ってどこまでレディを思うのか...
最終的には「ぼくがAさんのおかずをとります」なんて日本語で言われてしまった。そんなの断れないじゃん...
このために日本語練習したのかって考えるだけで、「健気すぎだろ」と思い、その日からアイツがおかずを取ってくれるようになった。
KH「Aさんってトマト嫌いだよね？」
A「えっ、なんで知ってるんですか？」
KH「いや...前に、取ってあげたとき、僕のお皿に入れてるのを...見た、から.......？」
え、なんで疑問形？なんで恥ずかしそうなの？見られてたこっちが恥ずかしいはずなんだけどなあ......
とにかく私は「そうなんですね」と、傷つけないようにニコっと微笑むとアイツが一言「あともう一言、言う事は？」と、ニヤッと私の方を見た......優しくしなかったら良かった(笑)
A「......ありがとうございます...」
KH「は〜い(笑)」
何この空気......アイツは私が‘‘ありがとう”と言うと、満足した様子でご飯を食べはじめた。
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作者名：宇佐美うさこ | 作成日時：2014年3月22日 13時
