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kyuhyun's side
Aさんが泣くから、僕は何かしたくて涙を拭いた。だけど、それは逆効果で...
もっと泣いてしまったAさんを見てると「好き」っていう気持ちがどんどん溢れて、
早くキスをしたいとか、
早く抱きしめたいだとか、
馬鹿な事ばかりを並べては考えてしまった。
でも、僕は素直になれなくて、
「Aさんが話すまで待つ」なんて意地悪なことを言ってしまう。
そして不意打ちに僕は「僕の事好き？」と、
１番聞きたい、１番聞きたかった事を聞いた。
本当は「うん」とか「もちろん」と、返されると思い込んでいた。
そして、運が良ければ「好きだよ」と、返されると思っていた。
１番不意打ちなのはAさんだった。
候補に入れもしなかった「大好き」を、言われるなんて。
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作者名：宇佐美うさこ | 作成日時：2014年3月22日 13時
