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歌が終わったその時
私の方を真剣そのものの顔を向けてきた。
KH「どうだった？」
素直に格好良かったって言おうか。
いつもみたいに‘‘普通”なんて酷い事を言おうか。
でも...勝手に口が動いた。
A「......素敵だった.......」
すると、アイツは
KH「ほんと...？」
なんて女の子みたいに照れて、耳まで真っ赤にさせていた。手で顔を抑えながら。
KH「そうそう、言いたい事あるんだけど」
A「.............？」
KH「僕たちって相思相愛じゃん？」
A「な......っ.....！？」
突拍子もなく変なことを言い出したアイツについていけなくて、ひとり戸惑う私。
‘‘何がどうしたらそうなるの？”って言いたかった。でも...でも、何か。
KH「そろそろ分からないの？」
「Aさんって結構鈍感だね」と、クスクス笑うアイツに苛立ちながら、またハテナな顔を浮かべた。
KH「心臓の準備が......」
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作者名：宇佐美うさこ | 作成日時：2014年3月22日 13時
