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リビングの中に入ると
仕事に行く人やら、ダラダラしてる人やら、私はもう友達感覚で...男女同士の羞恥心なんてなかった。
前にリョウクさんが言ってたみたいになったな〜と、心では嬉しかった。
DH「Aさん、なに？必死な顔？(笑)」
A「キュヒョンさんから逃げてきたので....」
そんな必死な顔かなあ？と自分の両頬に両手を当ててみる。逃げた訳ではないが、何か雰囲気的に逃げた方が勝ち(?)みたいだったので......
中々リビングに来ないアイツ...
寝たのかなあ？ゲームしてるのかな？
少し悲しくなりながらもリビングのソファに腰をかけた。「ふぅ〜」と息が漏れたその瞬間、いつの間に私の隣に座っていたのか......ソンミンさんがこちらの方を見てにこにこしていた。
A「...........？」←困ったような顔
SM「............？」←ニヤッと微笑んだ
ソンミンさんに顔を見つめられた瞬間、パチっと目が覚めて、私はソンミンさんのから顔をそらせた。
その時ソンミンさんが「Aさん負けた？(笑) 僕さ目力強いって言われるんだ〜」とフフッと笑うソンミンさんはまるで小悪魔みたいだった。
そして私は「そうなんですねぇ〜」と相づちを打った。それが興味が無さそうに聞こえたのか、ソンミンさんは「あ、興味ないよね？(笑)」と若干真顔で私を見つめた。
その際私は何も言わず、話の腰を折るように違う話をソンミンさんに投げた。
A「で、何か話あるんですか？」
SM「え、無視？そこ無視なの？(笑)」
A「...........？」
SM「まあ、いいや〜(笑) 特に話とかないんだけどさあ〜...いや、あの子、Aさんの後輩ちゃん。その件については？大丈夫なの？」
忘れてた...ことはないんだけど、けっこう忘れようとしてたのに...ソンミンさんは私に棘を刺すように忘れたい事を蘇させられた。
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作者名：宇佐美うさこ | 作成日時：2014年3月22日 13時
