片思い禁止/part2 #∞ (ページ5)

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55day　渋谷side ページ5

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「東野さん。

どういう風に歌われますか?」

東「そうですね。

音程も意識しつつ、加点も沢山狙っていけたらなと思います。」

先攻の東野は1番最初にも関わらず声が出ていて落ち着いた表情で力強い歌声を見せた。

スタジオ中も全員が息を呑むような……そんな歌声やった。

予想以上の歌声に言葉が出ぇへんかった。。

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「ありがとうございました。

どうですか東野さん。歌い終えての感想は。」

東「一番最初にしてはいい歌が歌えたんじゃないかと思います。」

「国重さん、どうでしょうか?

東野さんの歌を聴き終えて。」

『そうですね、一度楓さんの歌声を聞いたことはあったんですけど、

やはり流石だなって思います。。』

「どうだ」と言わんばかりの満足気な笑顔を見せた東野の得点は

「97.426点!!!」

「「「「「おぉー!!!!!」」」」」

97点……やばいな。

なつきも険しい表情。

「国重さん、97.426点という最初から高得点を出されましたが、国重さん。

どのような戦法で行きますか?」

『正確な音程で、抑揚を付けながら練習通りに頑張りたい思います。』

なつきはマイクを手に取り、台の上に乗った。

「それではお願いします。」

＿＿♪

東野時にもスタジオは東野自身が作り出す雰囲気に包まれてたんが、

なつきの出だしの音でなつきの色に変わる。

東野の力強い歌とは違い、透き通った優しい歌声。

ハイレベルな戦いや……。

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「ありがとうございました。

それでは、得点の方参りましょう。」

なつきの出した得点は、

「97.638点!!!!

国重さん1点先取です!!!!」

1点先取したなつきはというと、険しい表情は少し和らいだものの

まだ硬い不安そうな顔をしていた。