【ハイキュー！！】花魁【進撃の巨人】 (ページ49)

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北さんの次の言葉を息を呑んで待つ

、

、

、

、『いやなげーよおい』

長すぎる沈黙に耐え切れずつっこんでしまう

そのつっこみで北さんははっ、とどこかから戻ってきた

『どうです…？』

改めて聞き直すと、目をキラキラ光らせて

「美味しいです！」

と言葉を発した

…いや

俺達が聞きたいのはそこじゃないんだ、北さん

「採用して頂けます？」

片桐が話の本質へと持っていく

その問に北さんはゆっくりとしかし力強く頷いた

『本当に…？』「えぇ、素晴らしい酒を見繕って頂きありがとうございます」

その言葉に俺達はがたがたと音をたてて立ち上がリ

北さんの手を握った

『「ありがとうございます！」』

その事に驚いた北さんだったがにこりと微笑んで

「喧しいわ」

と拳骨を落とした

『い"っ…』「いっぎ…！」

不細工な声に顔を見合わせ、盛大に笑った

「別に、喜んでても構いはせんけど」

「昼飯、遅れるで」

北さんの言葉にぴしり、と固まり全速力で廊下を駆けた

「なんではやく言ってくれないんですかあああ！！」

『昼飯いいいいいい！！』

なんて聞こえてくる声は数日前までは無かったのだから

実に面白い

番頭はその場にいた二人のお付きに行ってやるように指示をした

「まったく、困った兄貴分達だ」

番頭は駆けてく彼等の背中にぽつり、呟いた