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ふと、彼の事を思い出す
吉原へ働きに出てしまったあの人の事を
いつも、俺の隣に立って二人三脚で生きてきた
その、Aが吉原へ働きに出てしまった頃から
あまり、笑わなくなったね
もう一人の幼なじみに言われた
その時、俺の中であいつ…、
Aがどれだけ大きい存在であったかを
身に染みて感じた
それと同時に、今まで心のどこかに隠してきた
気持ちが全ッ部出てきて
Aが、好きなのがそん時、分かったんだ
だから、俺はあいつを買える様な大金を稼いで
あいつを取り返しに行くんだ
絶対に…
そんでもって、笑顔で再会できるようにするんだ
よく、Aが褒めてくれた、あの笑顔で
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作者名：日紫喜 | 作成日時：2018年8月30日 14時
