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贈り物 ページ42
◇◇
結局、どの不妊治療も私には合わず、行為自体の回数を増やしたり、月経の周期を把握したり、体重を少し増やしてみるなども試したが、私が子を授かることは無かった。
「うあーあ」
「ふふっなんて言っているの?」
目の前で一生懸命、何かを発声するその子を抱き上げ、よしよしとあやす様に揺らしてやれば、きゃっきゃと楽しそうな笑い声をあげる。
「一度、一緒に帰って
槇寿郎さん達に相談しましょうね」
「ぅあー!」
◇◇
もしかしたら、この子はあの人が天国からくれた
贈り物じゃないかなんて、柄にもなく考えてしまう。
しかし、そんな幻想的なことを考えてしまう程、私にとってこの子との出会いは大きく、
これからの人生を歩む上で、大きな転機となった。
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作者名:西川あや x他1人 | 作成日時:2020年10月28日 20時