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深「『シュークリーム美味しそう』」
深「ふはっじゃあシュークリームにする？」
『ふふっそうしましょう、すみません』
「はい、ご注文お伺いします」
『シュークリーム2つで』
「お飲みものはどうされますか？」
深「え〜と、」
深「『アイスココアで』」
深「ねぇまた被った〜」
『ふふっじゃあアイスココア2つで』
深「お願いします」
店員さんが仲良しですね、と微笑んで去っていく。
さっき会ったばかりなんだけどな、
でも、初対面なのに気まずさが感じられなくて心地良い。
深「深田さんじゃやだ」
『え？』
深「竜生」
『りゅ、う、せい』
深「…」
『…ちょっと、むり、です』
深「…」
『深田さんも、なんとか言ってくださいよ』
深「、くんがいいな」
『深田くん？』
深「…うん、それがいいや。あと敬語なしね」
『…うん』
シュークリームとアイスココアを飲みながら他愛もない話をする。
あっという間に時間は過ぎていた。
時計は17:00をさしている。
深「あ、ごめん、時間大丈夫？」
『うん、今日は何も予定ないし』
深「そっか、でももう帰ろうか。ごめんね、引き止めちゃって」
『ううん、楽しかったよ、ありがとう』
少しはかっこつかせて、と奢ってもらってしまった。
今度何がお返ししなきゃだな。
深田くんといる時間は本当に楽しかった。
光成とは違う、心地よさがある。
またゆっくりお話したいな、と思った。
今日、深田くんについてわかったことがある。
彼は自然体で接してくれる。
ちょっとチャラそうって思ってたけど、全然そんなことない。
優しくて、話がしやすい。
結構、いい人。
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作者名：こまつな | 作成日時：2024年2月15日 21時
