好き、なの (ページ7)

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深「…緊張してる？」

『はい、少し』

深「敬語じゃなくていいのに」

『でも一つ上ですよね』

深「え、なんで知ってるの？」

『光成から聞きました』

深「檜山くんのお友達？」

『はい、幼馴染です』

深「…付き合ってたりはしてないよね？」

『、はい』

確かに、付き合ってはない。

でも、いつかは付き合うのかな。

それか、付き合う前に結婚？

交際0日入籍になるのかな？

深「…ねぇ、Aちゃんが暇ならカフェでも行かない？」

急に距離詰めてくるな、この人。

もしかしてもなくチャラい？よね？

普段なら、初対面の人と遊びに行くなんて絶対にしない。

だし、光成以外の男の人と遊んだことなんてない。

でも、光成の友達だし、交友関係広めるきっかけにもなるよね。

それに、なぜか行きたいと思った自分がいる。

『深田さんがいいなら、行きましょう』

深「俺いいとこ見つけたんだよね」

連れてこられたのは、大通りから一本外れたおしゃれなカフェだった。

ｶﾗﾝｺﾛﾝと入口の鈴が可愛い音を立てる。

こちらへどうぞ、と2人席に通され、向かい合わせになって座る。

卓に備え付けてあるメニューを見て目についた。

『あ、』