ニセの歌姫は荼毘に付す【ヒロアカ】【ONEPIECE】 (ページ5)

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5曲目【赤い髪と麦わら帽子】ページ5

緑谷side

「いってぇ!!.....おいショータ!!よくもおれの能力消したな!?」

「だっはっは!!でかしたぞ。俺の連勝記録更新だ。」

「今のは違ぇ!!もう一回勝負だ!!」

「ダメだ。なんのために止めたと思ってる。しかも何回目だ、グラウンドを壊すのは。修繕費を払うのは誰だかわかってんだろうな。腕試しだかなんだか知らんが、お前ら手加減ってのをいい加減覚えろ。」

「げぇ〜、ショータの説教は長いから嫌だぞ。」

戻ってきた相澤先生のそばには見知らぬ人2人の男性がいた。

豪快に笑う赤い髪に三本傷のある男性と、先生に首根っこを掴まれている麦わら帽子を被った男性。麦わら帽子の方は、男性と言うには幼さを残しているけれど。

会話を聞く限りだとこの2人がグラウンドをめちゃくちゃにした張本人らしい。というか、今回だけじゃなくて今までもこんな風になったことがあるってことだ。

....何者なんだろう、この人達。

恐らく考えてる事はクラス全員同じで、説明を求める皆の視線は自然とオールマイトや相澤先生を含む4人に注がれていた。

「大体の説明は昨日しただろ、覚えてるか?」

「ショータの生徒を投げ飛ばしゃいいんだろ?」

「それじゃつまんねーよ!!勝負だ勝負!!」

「まぁ、いいよそれで。...また時間を無駄にした。えーここにいる2人が、今日の体術訓練でお世話になる新しい講師達だ。普段はめちゃくちゃで考える脳がないヤツらだが、実力は本物だ。全員心して取り組むように。」

『『『先生の説明がめちゃくちゃすぎんだろ....!!!』』』

皆の気持ちがひとつになったのは、きっと気のせいじゃないはずだ。

「おいおい失礼だなぁ。おれだっていろいろ考えながら行動してんだぜ?」

「考えて行動できるやつは授業で使う場所を破壊したりしない。」

「あー...つい暑くなってな」

「はぁぁぁ。もういいから、自己紹介してくれ」

相澤先生はそう言うと、掴んでいた麦わら帽子の人の服を離す。そしてその人はニカッと眩しい笑顔を浮かべ、僕らの前に立った。

「おれはモンキー・D・ルフィ!!よろしくな!!」

「シャンクスだ。こっちもよろしく頼むよ」

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