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「ん？」
「…この前一緒にいた人、同じ学部の男友達なんだ」
「…ん？」
「ついカッとなっちゃって…思ってもないこと言って、ごめんね」
「…」
「…ニセ彼氏の期限、あと2週間あったでしょ？」
「…」
「期間が終わるまで…もう一回やり直そう？」
徹ちゃんが私を好きじゃなくたっていい。
少しでも、そばにいられたら…。
私は、それでいいから。
「…わかったよ。俺の方こそ、ごめん。」
「じゃあね。明日、待ってるから」
私はそれだけ告げて、徹ちゃんの家を後にした。
あんなに覚悟したのに、いざ彼を目の前にすると…本当の気持ちは言えなかった。
でもいい。
「ニセ彼氏」でいてくれる、あと2週間の間に、
きちんと言うことができれば…。
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作者名：kitty* | 作成日時：2019年11月1日 21時
