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*
「…ひまだ」
センラさんがお仕事に行ってしまい何もする気が起きない
でもセンラさんは居たら居たで何もできないんだけど…
ふわふわ香る自分のものでは無い匂い
これが推しの…
「ふふっ…」
自然と笑みがこぼれた
「遅くなりそうって言ってたしな…」
冷蔵庫の中は必要最小限のものばかり
でもこれだけあれば一人分のものは作れるかな
「よしっ！」
久しぶりに自炊をすることにしました
「我ながら良い出来…」
スマホを構えてパシャりと写真を撮る
野菜が多めのおかずと真っ白なお米
トマトをふんだんに使ったスープと炊飯器がまだ届かないから鍋で炊いたご飯
「喜んでくれるかなぁ…」
ドキドキしながら帰りを待つのだけれど、一向に帰ってこないもう時計の針は11を指す
最近仕事が詰まっていて今日休みを取れただけでもラッキーだったりした
「うぅ…むりだ……」
置き手紙を書いて、ソファーにダイブ
少しだけ寝るつもりだったけど私は深い眠りについてしまった
カラン、と氷の音が耳をくすぐる
「ん〜……」
目の前から聞こえる声
夢現つの中目を開く
ソファーの前のテーブルにぺたんと座って張り付いて、グラスを嬉しそうに眺めるセンラさんの姿
ほんのり、アルコールの匂いがする
私の肩には毛布がかけられていて、それが彼の気遣いと気づいた
「おかえりなさい…」
そっと声をかけるとセンラさんは私の方に向いて、ふわふわと話しだす
「おきたぁ…ん？あんなぁ、ごはんおいしかったよ〜おいしかった！」
アブナイ配信でよく聞く酔った声
えへえへと笑って私の料理を褒めてくれるセンラさん
めっっっっっっっっっっっっちゃかわいいな………？？？？
えっ…？？天使？？？
「ひとぃたん……？」
舌が回らないのか私の名前がしっかり呼べてない可愛い
綺麗な顔が目に前にくる
「え、ぁ…センラさんっ？！」
ソファーに寝転がったままの私の上にかぶさるように背もたれに手をつくセンラさん
キラキラした目と目があって顔が熱くなるのがわかる
「すきやよ……せかいで…いっちゃん…好き」
鼻と鼻が触れる距離センラさんはそっと目を閉じた
。
終わり
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狼河 - ああああああああああ微笑ましい！！！！！ちょっ この家の壁にしてください！！！ (2020年8月11日 11時) (
レス) id: e4ff66dab0 (このIDを非表示/違反報告)
リンレイ - 物凄く微笑ましいですねwこの作品好きですw (2019年10月20日 21時) (レス) id: 551bea7f08 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - この作品好きです！続き楽しみに待ってます！ (2019年8月31日 18時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
なつ。 - めっっっちゃ面白いです！！無理せず更新頑張ってください！ (2019年8月6日 19時) (レス) id: a3d0b8081b (このIDを非表示/違反報告)
らふ(プロフ) - あの、もう、すきでええあええええええ、センラさああああああああああ (2019年5月22日 15時) (レス) id: b0b8c302a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みせ | 作成日時：2019年2月25日 16時
