アイドルセンラー【セ/ン/ラ】

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「どどどど、あばばば...」


センラさんがやばい人になってる

急いで東原さんの後ろに隠れた


「もう隠しても無駄ですよー」



東原さんは背中にくっついている私を引き剥がす

おまけに着ていたフードを脱がす



「えあ、ちょあの....」

「あ、ばばばばあの、ちょ...」


センラさんは隣の志麻さんを叩く


「あ、電話。ひとりー、あとは頼みました☆」


急いで外に出る東原さん


おいおい、まてまて


東原さんを引き留めようとするが手が届かず音をたてて私は転ぶ



「うわぁぁぁぁぁぁ！！！！ひとりたん！！！！！！！」


「ちょ、あの、センラくん、い、痛い、痛い痛い！！！！」



恥ずかしさで死にそうだ


まぁセンラさんが日ごろ歩いている床に触れたなら本望だ



「し、失礼しますっ....！！！」


起き上がり私は東原さんを追いかけた


「はい、はい、大丈夫ですよ。了解しました」


電話をしている東原さんにしがみつく

無言で引き剥がそうとするが頑張ってしがみつく


「ちょっとお待ちください.....予定を確認いたします」



電話を遠くにして東原さんは言う


「なにしてるの...早く向こうに行きなさい」


「だだだだだってセンラさんがっ」


「公開撮影でも握手会でも会ってるでしょ...」


「それとこれとは話が違います...！」



「私は今忙しいんです...」



がっと私を抱き上げてさっきの部屋へ私を戻す



「すみませーん。話長くなりそうなのでひとりーは部屋に入れておいてください〜」


「裏切り者ぉぉぉぉぉ」



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