５１話 ページ5
『うぅ…ううぅ…』
sha「もう拗ねんなって、ごめんやんかぁ」
『別に拗ねてないです！！』
シャオロン隊長に両手を包帯で巻いてもらう。
苦笑いしながら何度も「ごめんやで」と謝ってくる
絶対反省してないよこの人、口角微妙に上がってるじゃん
sha「ほら、ナイフだけは握れるようにしといたけど、あんま無理すんなよ？」
『ありがとうございます』
sha「兄貴にバレたらもっと早く移動する羽目になるから」
『善処します…』
兄さんのことだ。
今はマメだから良いけれど、もし対人戦の訓練の時とかに負傷したらきっとタダごとじゃ済まされないだろう…。
今何とかシャオロン隊長が移動を延期にして欲しいと掛け合ってくれている最中だ。
私からわざわざ移動を早める事はしたくない
sha「そういえば大先生やロボロもグルさんに言ってたな…、ええ奴仲間にしたやん」
『そ、そんなつもりじゃないですよ！隊長！！』
使えんで、アイツらは。と私の頭を少し荒く撫で笑う。
やるやんけ、と笑っている顔は何とも悪い顔である
sha「俺ちょっとぺ神探しに行ってくるわ。インカムで呼び出せば一発やろ。」
『私は』
sha「あ、Aはここにおり。その内嫌でも世話なると思うからぺ神に紹介するわ」
『え"っ、今ですか？』
sha「じゃないと次いつ一緒にここ来れるか分からへんやん。椅子に座って大人しく待っとき」
シャオロン隊長は逃げんなよ？とだけ言って医務室から出て行ってしまった。
ああ、そういえば消毒液でビショビショになった床、拭いておいた方が良いよね
『少し失礼します…』
医務室を一般兵が物色して言い訳がない。
でも結局しんぺい神様に見つかり叱られるのは私なんだ(隊長がやったのに！)
隊長は優しい人とは言っていたが、消毒液をこんなもったいない豪快な使い方され、しかもそれを拭かず放置されたままの自分の仕事場を見たらきっとお怒りになるはず…
私だったらブチギレ案件間違いない。
『何か拭くもの…タオル…いや、ティッシュの方がいいな』
キョロキョロと辺りを見回し目的の箱を探すが一向に見当たらない。
まさか切れてたりする？奥の倉庫にあったりしないかな？
カーテンで仕切られている物置だと思う場所へ近づく
『よっと……はぁっ！？』
真っ白の大きなカーテンを引っ張り開けるとそこには大きなベッド。
見覚えのある黒い髪の男性が寝ているではないか。
大きな声を出して叫んだ口を押さえる
何故ここに貴方がいるんですか、書記長様…
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アリウサパン?(プロフ) - コメント失礼します！「しない」でお願いします！ (2020年8月3日 1時) (
レス) id: 870c94650e (このIDを非表示/違反報告)
青葉２号(プロフ) - コメント失礼します！悩みましたが、『する』に一票入れさせていただきます！ (2020年8月3日 1時) (レス) id: 5284f259f4 (このIDを非表示/違反報告)
明莉(プロフ) - コメント失礼します！しない！でお願いします！ (2020年8月3日 1時) (レス) id: 97974cb528 (このIDを非表示/違反報告)
きずな(プロフ) - コメント失礼します。しない一択で！ (2020年8月3日 0時) (レス) id: 9903ddc09e (このIDを非表示/違反報告)
たんこぶ - コメント失礼します。「しない」で投票させていただきます。 (2020年8月3日 0時) (レス) id: 6e4881c6a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にろ。 | 作成日時：2020年7月22日 3時
