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76話 ページ30

最後に聞こえた大先生の声。
ロボロさんや隊長も何か叫んでいたような気がするけど覚えていない。
気付いたら、見覚えのある白い天井が見えた


『……あ、れ』
sn「あ、おきた」


目の前にはペ神様が。
あれ、私…隊長と一緒に焼肉を食べに行ってたはずなんだけど、もしかして夢だったのだろうか?
ゆっくりと起き上がってみると、軍服ではなく昨夜焼肉の時に着て行ったロングワンピを着ている
じゃあ、焼肉はやっぱり夢じゃない?


sn「気分はどう?」
『あ、えー、と…まずまず、です?』
sn「なんで疑問形なわけ?」
『え、…なんででしょうか?』


寝起きだからかまだ頭が働いていない。
ぺ神様が水を差し出してくれた


『あの、私…』
sn「倒れたんよ、で、大先生とシャオちゃんがここまで運び込んだってわけ」
『…私、倒れたんですか…?』


記憶が曖昧だ。
確か、隊長が酔ってゾム様に絡んで、それで何故かゾム様がキレて…で、えーっと…どうしたんだっけ?


sn「精神的に不安定な状態だったから精神安定剤を打たせてもらったで」
『えっ、精神が不安定だったんですか?』
sn「おん、流石に運ばれた時は焦ったわ」
『へえー、なんか、すみません』


苦笑いでそう言ってきたが私には覚えがない。
どんな感じだったのか覚えていない、なんで私は倒れたんだろうか?


sha「Aっ!」
『あ、隊長…!』


急に扉が激しく音を立てたと思ったら隊長が凄い必死な顔で駆け込んできた。
私の表情を見るや否や、安心したように肩を落とす


sha「ぺ神、容態は?」
sn「うん、特に問題ない、安定してるわ」
sha「そ、そうか…」


肩を激しく上下させながら私へ近づいてくる隊長。
眉を寄せて辛そうな笑みを浮かべながら歩いてくる。

見ると顔に痛々しい傷があるじゃないですか!


『た、隊長!その顔どうしたんですか?!』
sha「ん、まぁ…色々あってんやんか。…それより、大丈夫か?」
『あぁ、はい…。でも何故私は医務室にいるんですか?』


さっきからずっと気になっていたこと。
私が隊長に質問すると隊長は目を見開きぺ神様を見る


sn「多分、薬の副作用で一時的に記憶が頭から消えてるだけや」
sha「じゃ、じゃあ戻んの?」
sn「まぁ…いずれは」

なんの話をしているかわからない。
頭に?を浮かべながら二人を見ていると隊長が私の頭へ手を置いた


『…隊長?』


私を撫でる隊長の顔は、酷く泣きそうな顔をしていたから。
何故、そんな顔で撫でるのかわからなかった。

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アリウサパン?(プロフ) - コメント失礼します!「しない」でお願いします! (2020年8月3日 1時) (レス) id: 870c94650e (このIDを非表示/違反報告)
青葉2号(プロフ) - コメント失礼します!悩みましたが、『する』に一票入れさせていただきます! (2020年8月3日 1時) (レス) id: 5284f259f4 (このIDを非表示/違反報告)
明莉(プロフ) - コメント失礼します!しない!でお願いします! (2020年8月3日 1時) (レス) id: 97974cb528 (このIDを非表示/違反報告)
きずな(プロフ) - コメント失礼します。しない一択で! (2020年8月3日 0時) (レス) id: 9903ddc09e (このIDを非表示/違反報告)
たんこぶ - コメント失礼します。「しない」で投票させていただきます。 (2020年8月3日 0時) (レス) id: 6e4881c6a5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:にろ。 | 作成日時:2020年7月22日 3時

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