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70話 ページ24

嬉しい反面、どうしようか。と悩んでしまった。
脳裏に浮かんだのはまたしてもトントン様のあのお言葉…

今は隊長、ロボロさん、大先生までもが私の移動に関して取り合って下さっているのだ。
これ以上、幹部を巻き込んでしまっていいのだろうか?
幹部だって忙しいに決まっている、トントン様は仕事で徹夜だと言っていた。
忙しいんじゃないだろうか?私などの一般兵に労力を使ってもらって果たしていいのだろうか…?


zm「あ、す、すまん!別に兄妹の問題に首を突っ込もうとしてるわけじゃないやで!?」


言えない内容なら気にしなくていい、とぎこちない笑みを浮かべるゾム様。
言えない内容じゃない…ただ、言ってしまったとして。協力してもらえるとして。果たしてそれは本当にいいことのだろうか?もう幹部3人も取り合ってくれているのに、ゾム様まで巻き込むのが良いことなのだろうか?


『…ありがとうございます』
zm「お、おん!!」
『でも、ゾム様もお忙しいと思うんです…お気持ちだけ受け取っておきます』
zm「ッ!そ、そっか…な、ならええねん、へへっ」
『すみません』


折角協力すると言ってくれたのに断ってしまった。
でもこれで良い…これ以上トントン様や他幹部の方に私達の問題を抱えさせてはダメだ。

少し悲しそうに私を見ているゾム様。
別に迷惑だから、とかそういう意味で断ったんじゃないんです。


『ところで、ゾム様』
zm「!う、うん?どした?」


罪悪感が胸を支配して心が痛い。
私はそんな罪悪感から逃れる様にゾム様へ話を振る

ゾム様が座っていたテーブルには何十人前か分からない殻になったお皿の数々。
みんなで分けているとはいえ、その殆どはゾム様が消費している様に見えた


『結構食べていらしてるんですね!』
zm「!ま、まぁな!最近任務でよう動くことが多なったしいっぱい食べれる様になっとこうと思てさ」
『へえ、そうなんですね!!』


一度ご飯を食べた時は唐揚げ定食一人前だけだったのに凄い。
人間って食べようと思ったらこんな短期間で食べれる様になるんですね!(※なれません)


zm「ちゃんと食ってるか?」
『はい!たくさん頂いています!』


さっき大先生達からたくさんのお肉をもらった。
でもまだ足りないのは事実、もう少し食べたいのが本音であった


zm「…俺の、食うか?」
『え!良いんですか!?』
zm「おん、なんやったら追加で頼んでええから」


そう言って鉄板にあるお肉を全て空いてあったお皿に乗せてくれた

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アリウサパン?(プロフ) - コメント失礼します!「しない」でお願いします! (2020年8月3日 1時) (レス) id: 870c94650e (このIDを非表示/違反報告)
青葉2号(プロフ) - コメント失礼します!悩みましたが、『する』に一票入れさせていただきます! (2020年8月3日 1時) (レス) id: 5284f259f4 (このIDを非表示/違反報告)
明莉(プロフ) - コメント失礼します!しない!でお願いします! (2020年8月3日 1時) (レス) id: 97974cb528 (このIDを非表示/違反報告)
きずな(プロフ) - コメント失礼します。しない一択で! (2020年8月3日 0時) (レス) id: 9903ddc09e (このIDを非表示/違反報告)
たんこぶ - コメント失礼します。「しない」で投票させていただきます。 (2020年8月3日 0時) (レス) id: 6e4881c6a5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:にろ。 | 作成日時:2020年7月22日 3時

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